請求書カード払いとは?おすすめ13選、メリット、デメリットを解説【最新比較】

更新日:2025年05月16日

請求書カード払いおすすめ比較

請求書カード払いとは、本来はカード決済できない請求書を簡単にクレジットカード決済できるようになるサービスのことです。請求書支払いを銀行振込で済ませるのに比べて、取引先への支払いを先延ばしにでき、資金繰りを改善できます。また、すべての支払いをカード決済に一元化することで支払業務の効率化も可能です。さらに、クレジットカードのポイントやマイルが貯まるメリットもあります。本記事では、請求書カード払いの仕組み、利用方法、メリット・デメリット、おすすめの請求書カード払いの比較表などを解説します。※本記事では、一部の広告主からの収益が発生する場合があります。

目次

【請求書カード払いおすすめ3選】

請求書カード払いの中から、最もオススメのサービス3社の比較表を作りました。

サービス名称 手数料率 最低手数料 対応ブランド 入金スピード 社会保険料
の納付
フリーウェイ請求書カード払い 2.7%
(非課税)
600円 Visa
Mastercard
JCB
最短即日
(法人のみ)
INVOY 3.0%
(非課税)
3,000円 Visa
Mastercard
JCB
最短即日
DGFT請求書カード払い 3.0%
(課税:税込3.3%)
300円 Visa
Mastercard
JCB
Diners Club
最短3営業日以内

※手数料に消費税が課税されるサービスの場合、手数料に消費税が加算されます。例えば、100万円の請求金額で手数料率が3%の場合、非課税のサービスであれば手数料は3万円ですが、課税されるサービスだと3万3千円になります。

請求書カード払いの仕組み

請求書カード払いとは、請求書発行側がクレジットカード加盟店でなくても、カード決済で請求書支払いをできるようにするサービスのことです。

請求書カード払いのサービスには、サプライヤー(請求側)向けの機能と、バイヤー(支払側)向けの機能が存在します。日本で徐々に広まりつつある請求書カード払いは、その多くがバイヤー(支払側)のサービスです。詳細については後で説明しますが、受け取った請求書や振込先の情報をサービスに登録してカード決済すると、あなたの口座名義で振込を代行してくれるという仕組みになっています。支払代行や振込代行サービスに似ている部分もありますが、手元資金を準備する必要がないのが異なる点です。取引先に知られる心配はなく、VISA、JCB、Mastercardなどのカードをもっていれば、法人カードでも個人カードでも利用可能です。このような利便性があるため、中小企業や個人事業主を中心に請求書カード払いの利用が広がっています。

前述のとおり、一般的な請求書カード払いのサービスは、バイヤー側(支払側)のための決済機能を提供しています。一方で、徐々に増えてきているのが、サプライヤー側(請求側)の機能も搭載している請求書カード払いのサービスです。以降で、バイヤー向けとサプライヤー向けの両方について解説しますが、現時点では、請求書カード払い=バイヤー向けと考えても差し支えありません。本記事でも、ただ「請求書カード払い」と記載されている場合は、バイヤー向けの請求書カード払いについて説明しているものと捉えて読み進めてください。

【バイヤー(支払側)向け】請求書カード払い

バイヤー(支払側)向けの請求書カード払いは、いわゆる支払代行サービスの一種です。取引先から請求書を受け取った後に、請求書カード払いサービス上に振込先口座、振込金額などを入力して、手持ちのクレジットカードで決済します。すると、あなたの振込人名義で、請求書カード払いサービス事業者(以下、請求書カード払い会社)が取引先へ銀行振込をしてくれます。

そして後日、請求書カード払い会社に対して支払いをします。具体的には、請求書の請求金額と請求書カード払いの手数料が口座から引き落とされます。

利用できる事業者

請求書カード払いのサービスは、法人・個人事業主ともに利用対象となっています。ただし、事業者によっては法人のみを対象としているものもあります。

決済手数料

請求書カード払いの手数料率は、約3〜4%となっており、消費税率の半分以下の手数料のため、気軽に利用しやすいといえます。ただし注意が必要なのは、決済手数料に消費税が課税される請求書カード払いサービスと、非課税のサービスがある点です。たとえば手数料率3.0%のサービスが2つ存在し、片方が課税で一方が非課税だとします。そうすると、実際の手数料率は3.3%と3.0%という違いがあります。

※代表的な請求書カード払いサービスの手数料

  • フリーウェイジャパン「フリーウェイ請求書カード払い」:2.7%(非課税)
  • FINUX「INVOY」:3%(非課税)
  • 三井住友カード「請求書支払い代行サービス」:3%(非課税)
  • デジタルガレージ「DGFT請求書カード払い」:3%(課税)
  • ROBOT PAYMENT「1click後払い」:3.8%(非課税)
  • UPSIDER「支払い.com」:4%(課税)

支払いを先延ばしにできる期間

支払いが猶予される期間はサービス事業者によって異なりますが、1か月・40日・50日・60日などと定められており、おおむね1〜2か月の延長が可能です。 なかには120日という長期のサービスもありますが、分割払いになるため、途中で一部の金額を支払う必要があります。

代表的なサービスの最大支払い延長期間

  • FINUX「INVOY」:60日
  • フリーウェイジャパン「フリーウェイ請求書カード払い」:60日
  • UPSIDER「支払い.com」:60日
  • デジタルガレージ「DGFT請求書カード払い」:60日
  • ROBOT PAYMENT「1click後払い」:60日
  • 三井住友カード「請求書支払い代行サービス」:40日

社会保険料の納付

2024年10月から社会保険料の適用範囲が拡大され、また社会保険料率も上がってきていることから、企業の社会保険料負担は増加し続けています。そのためか、社会保険料の滞納による倒産も増えていますので、社会保険料の工面は経営上で重要です。請求書カード払いの中には、社会保険料の納付に対応しているサービスがあります。請求書の代わりに社会保険料の納付書をアップロードしてカード決済するだけで、社会保険料を間接的にカード納付できるようになるため、おすすめです。

※代表的な請求書カード払いサービスの社会保険料納付への対応

    • フリーウェイジャパン「フリーウェイ請求書カード払い」:対応
    • FINUX「INVOY」:対応
    • 三井住友カード「請求書支払い代行サービス」:非対応
    • デジタルガレージ「DGFT請求書カード払い」:非対応
    • ROBOT PAYMENT「1click後払い」:非対応
    • UPSIDER「支払い.com」:対応

【サプライヤー(請求側)向け】請求書カード払い

サプライヤー側(請求側)向けの請求書カード払いは、バイヤー(支払側)とは内容が異なります。クレジットカードの加盟店になることなく、自社で発行した請求書をクレジットカード決済できるようにするサービスです。発行した請求書を請求書カード払いにアップロードすると、クレジットカード決済用のURLが発行されます。そのURLと請求書を取引先へメールなどで送付し、取引先がそのURLにアクセスするとカードで決済され、数日後にはあなたの会社の口座に代金が振り込まれます。振り込まれる代金は、請求書の額面金額から、請求書カード払いの決済手数料が差し引かれた金額です。

請求書カード払いと他の決済方法との違い

事業者間の取引に使われる決済方法として、「請求書払い」と「クレジットカード決済」があります。これらの支払い方法は、請求書カード払いとどのような違いがあるのでしょうか。経費の支払いでクレジットカード決済を利用する事業者は増えていますが、サービス代金をクレジットカードで入金できる事業者は限られているため、請求書カード払いを活用する企業もあります。

①請求書払いとの違い

請求書払いは、一般的に銀行振り込みを利用します。そのため、銀行の取引時間内での決済に限定されます。これに対して請求書カード払いでは、銀行の取引時間の制約がなく、いつでも決済ができます。また、請求書払いの場合、支払いを先延ばしにはできません。請求書カード払いであれば、定められた延長期間内であれば支払いを先延ばしにすることが可能です。

②BtoBクレジットカード決済との違い

BtoB取引でのクレジットカード決済は、導入があまり進んでいません。請求側がカード会社と契約して、クレジットカード決済に対応する必要があります。請求書は自社発行せず、支払側にクレジット決済を依頼します。請求側・支払側ともに、クレジット決済によって支払を一本化できるため、手続きの簡素化につながります。これに対して請求書カード払いは、請求側は従来どおり請求書を支払側に送付するため、クレジットカード決済に対応する必要がありません。

請求書カード払いとファクタリングの違い

ファクタリングとは、売掛債権(主として売掛金)をファクタリング会社へ債権譲渡して資金調達する手法で、資産を売却して資金調達するアセットファイナンスの一種です。請求書カード払いとファクタリングが比較される場面もありますが、資金調達の手法としては全く別の分類に入ります。請求書カード払いは、支払を先延ばしにして資金繰りを改善する手法のため負債が一時的に増えますが、ファクタリングに比べると手数料を安く抑えられます。一方のファクタリングでは、売掛金を債権譲渡するため負債は増えません。請求書カード払いとファクタリングには、それぞれメリットとデメリットがるため、それを理解したうえで適切な方を選ぶようにしましょう。

参考)ファクタリングとは

参考)ファクタリング会社おすすめ10選【最新比較】

請求書カード払いのメリット【支払側】

請求書カード払いは、支払側で利用するサービスのため、支払側にメリットがあり、請求側には直接的なメリット・デメリットがありません。また、請求書を発行せず、クレジットカード決済で取引されているケースでは、請求書カード払いにする必要性もないといえます。ここからは、支払側が請求書カード払いを利用するメリットを解説します。

メリット①支払いを先延ばしにできる(資金繰り)

支払いが重なって一時的に資金繰りに困った場合、請求書カード払いを利用すれば、特定の取引の支払いを先延ばしにできます。サービス事業者によっては、60日程度の支払い延長ができる場合もあります。ただし、長期的な資金不足の場合には、支払いを先延ばしにすると負担が大きくなるため、融資等を検討する必要があるでしょう。

メリット②審査や手続きが簡単

銀行融資を利用する場合、審査や手続きが煩雑になりやすく、融資を受け取るまでには1か月程度の時間がかかります。請求書カード払いであれば、利用にあたっての審査が不要で、手続きが簡単なため、手軽に利用できます。また、運営会社は大手カード会社や系列会社のため安心できるといったメリットもあります。

メリット③ファクタリングより手数料が低い

請求書カード払いは、請求書払いに比べると手数料が負担となりますが、短期的な資金繰り改善が目的の場合、ファクタリングに比べて手数料が少ない点がメリットとなります。請求書カード払いの決済手数料の相場は3.0~4.0%ほどですが、ファクタリングの手数料は10.0~30.0%と言われています(ファクタリングの契約形態によってはファクタリングの手数料が安い場合もあります)。

参考)ファクタリングの手数料

メリット④取引先がカード決済非対応でも利用可能

請求書を発行して銀行振り込みを求める会社は、BtoBのクレジットカード決済には対応していない可能性があります。そのような会社が取引先であっても、請求書カード払いは取引先の意向に関係なく、支払側だけの判断でクレジット決済を利用できます。

メリット⑤カード決済で支払いを一元管理できる

請求書カード払いを利用することで、取引の決済をクレジットカードに一本化できるため、支払い管理を効率化できます。すでに経費などの支払いにクレジットカード決済を利用しているなど、代金の支払いの基本をカード決済としている場合にメリットがあります。現在はスマホ決済が普及したことで、クレジットカードと連携する場合も多く、クレジットカードで支払いを一本化する動きは今後も進むと考えられます。

メリット⑥カード払いのポイントが貯まる

手持ちのクレジットカードを使うため、カード会社の設定しているポイントをそのまま利用できます。決済する金額やシーンが増えれば、ポイントの活用も広がるでしょう。

メリット⑦取引先に知られずに利用できる

請求書カード払いを利用してカード決済すると、取引先への銀行振込の際には、指定した口座名義で振り込んでくれます。通常であれば、あなた(自社)名義で振り込むことになるため、取引先から見れば、請求書カード払いを利用したかどうかは分かりません。資金繰りに困っていることを取引先に知られたくない場合でも、請求書カード払いなら安心して利用できます。

請求書カード払いのメリット【請求側】

請求書カード払いは、支払側が自由に導入できるサービスのため、基本的に請求側の請求方法を変える必要がありません。支払側の支払いをサービス事業者が立て替えて支払うため、代金を確実に回収できるメリットがあります。個人事業主が支払いを出来なくなったとしても、サービス事業者から先に代金が支払われているため、回収できないという状況は発生しません。

請求書カード払いのデメリット【支払側・請求側】

請求書カード払いを利用するデメリットには、以下が挙げられます。

      • カードの利用限度額を超えた決済ができない
      • 支払い延長期間が最大60日程度までの短期で、一時的な資金繰り対策となる。

支払側のみで完結するサービスのため、請求側のデメリットは特に存在しません。

請求書カード払いの決済の流れ

請求書カード払いは、サービス事業者との取引となります。サービス事業者が支払者に代わって取引先口座へ請求金額を振り込み、後日、支払った代金と手数料を支払者のクレジットカードから引き落とします。具体的な流れは次のとおりです。

①サービスの利用登録

サービス事業者のウェブサイトから利用登録をします。アカウントはメールアドレスがあれば作成できることが一般的です。クレジットカード情報や取引先の登録・振込名義などを設定しますが、サービスによって入力項目は異なります。また、サービス登録には費用はかからないことが一般的です。サービスの登録後は、個別に請求書への支払いを申請した場合に決済されます。

②振込先口座を指定してクレジット決済

サービスの利用登録を完了したら、請求書カード払いの申請をします。支払い先の振込口座を指定して、振込金額を入力します。この際、手持ちのカードを使用してクレジット決済をします。ECサイトでクレジット決済をするのと変わらない仕組みです。クレジット決済日は、当日または翌日となり、基本的に決済日を指定することはできません。決済時の入力・選択項目はサービスによって異なるため、使い勝手のよいサービスを利用するとよいでしょう。

③請求書カード払い会社が取引先に振り込み

請求書カード払い会社が取引先への支払いを代行して、銀行口座への振り込みを実施します。支払人名義は自社(個人)にできるため、支払いをサービス事業者が代行していることは請求側の相手には分かりません。振込日は申請の当日や翌日、5営業日以内などサービスによって異なります。平日のなかから選択できるサービスもあり、取引の関係で振込日を決める必要がある場合に便利です。

④支払い金額と手数料の引き落とし

サービス事業者は、振り込んだ金額と手数料を、支払者が契約するカード会社から回収します。支払側は、手持ちのクレジットカードで通常通り決済され、銀行口座から引き落とされます。支払える金額の上限はカード会社の利用限度額によるため、支払いにあたっては自身のクレジットカードの利用条件を確認しましょう。

請求書カード払いの比較ポイント

請求書カード払いの導入にあたっては、以下の点を事前に確認して比較するのが重要です。

  1. 利用したいクレジットカードが対応しているか
  2. 決済手数料の水準・消費税の課税有無
  3. 最短即日での振込に対応しているか

比較ポイント1.利用したいクレジットカードが対応しているか

請求書カード払いのサービスによっては「Visa・Mastercardのみ対応」など、利用できるカードブランドに制限がかけられている場合があります。実際に利用するタイミングで対応していないことが判明すると、さらなる資金繰りの悪化を招くため、必ず事前に確認しましょう。

比較ポイント2.決済手数料の水準・消費税の課税有無

請求書カード払いで発生する費用は、決済手数料です。その手数料に影響するのが、決済手数料率と消費税の課税の有無になります。各社のサービスでは、3.0%、3.0%(税別)といった表記がされていますが、ここで要注意なのが税別の表示です。請求書カード払いの決済手数料に対して、消費税を課しているサービスと非課税にしているサービスが存在します。額面では同じ手数料率でも、消費税が非課税になるサービスの方が手数料負担が小さくなるため、できれば消費税が課税されない請求書カード払いを利用しましょう。

また、最低手数料も大切な比較項目です。最低手数料によっては、少額の決済では手数料が割高になる懸念があるからです。たとえば、最低手数料が3,000円で、手数料率が3.0%、決済金額が1万円だとします。手数料が1万円✕3.0%=300円となれば良いのですが、最低手数料を下回るため、この場合の手数料は3,000円の負担になってしまいます。高額の決済が多ければ、最低手数料については心配する必要はありません。

比較ポイント3.最短即日での振込に対応しているか

計画的に請求書カード払いを利用できれば理想ではありますが、請求書の支払期限の間際になって資金不足が判明し、請求書カード払いを使うこともあるでしょう。そうなると、カード決済してから取引先への振込までに5営業日などの長い日数がかかってしまっては、支払期限を過ぎてから取引先へ入金されることになり、信用問題になりかねません。請求書カード払いでは、カード決済してから最短即日で振り込んでくれるサービスもあるため、入金スピードもよく比較しましょう。

請求書カード払いおすすめ13選(比較表あり)

ここからは、代表的な請求書カード払いサービスを比較して紹介します。前述した支払い延長期間、決済手数料、対応しているカードブランド、運営会社で簡単に比べてみました。サービスの使い勝手などは好みが分かれます。請求書カード払いサービスの会員登録だけであれば無料なので、複数サービスを利用して比較するのが良いでしょう。なお、手数料率が一見すると低くても、消費税が課されることで実質的に割高になる場合があります。手数料への消費税課税についても、よく比較しましょう。

【請求書カード払いおすすめ比較表】 
サービス名称 支払い
延長期間(最長)
手数料率 手数料への消費税 最低手数料 対応ブランド カード決済から
振込までの日数
社会保険料の納付
フリーウェイ請求書カード払い 60日間 2.7% 非課税 600円 Visa
Mastercard
JCB
最短即日
(3営業日以内)

(法人のみ)
INVOY 60日間 3.0% 非課税 3,000円 Visa
Mastercard
JCB
最短即日
(3営業日以内)
DGFT請求書カード払い 60日間 3.0%
※税込3.3%
課税 300円 Visa
Mastercard
JCB
Diners Club
最短3営業日以内
LP請求書カード払い 60日間 2.95% 非課税 600円 Visa
Mastercard
JCB
最短即日
(3営業日以内)

(法人のみ)
支払い.com 60日間 4.0%
※税込4.4%
課税 5,000円 Visa
Mastercard
SAISON CARD
最短翌営業日(2営業日以内)
(法人のみ)
請求書支払い代行サービス 40日間 3.0%
非課税 300円 Visa
Mastercard
5営業日以降
1click後払い 60日間 3.8% 非課税 5,000円 Visa
Mastercard
JCB
3営業日以後
JCB請求書カード払い 40日間 2.98%
※税込3.278%
課税 300円 JCB 3営業日
ラボル カード払い 60日間 3.0%~3.5% 非課税 300円 Visa
Mastercard
JCB
審査が完了すれば即日
弥生 請求書カード払い 60日間 3.5% 非課税 390円 Visa
Mastercard
JCB
最短即日
(3営業日以内)

(法人のみ)
マネーフォワード 請求書カード払い 60日間 2.7%
※税込2.97%
課税 3,000円 Visa
Mastercard
JCB
5日/10日/15日/20日/25日/末日から選択
請求書カード払い by GMO 60日間 3.0% 非課税 1,500円 Visa
Mastercard
アメリカン・エキスプレス
最短即日
(4営業日以内)
Fintoカード後払い 60日間 2.5%
※税込2.75%
課税 1,400円 Visa
Mastercard
JCB
セゾン
最短翌営業日

95%が即日振込の「フリーウェイ請求書カード払い」

フリーウェイ請求書カード払いは、当社フリーウェイジャパンが運営する請求書カード払いのサービスです。大きな特徴は、決済手数料が2.7%と業界最安クラスに安い点と、即日振込の実績割合が高いことです。2024年10月から12月の実績では、即日振込の申請のうち約95%が実際に即日振込を実行されています。対応カードブランドはVisa、Mastercard、JCBで、他のブランドへの対応も検討中です。2025年中には、社会保険料の納付や、個人事業主が発行した請求書の決済にも対応予定です。

サービス登録時の財務審査 なし
サービス登録時の書類提出 なし
手数料率 2.7%
手数料率への課税 非課税
最低手数料 600円
支払延長期間 最大60日間
決済から振込まで 3営業日以内(最短即日)
利用額の上限と下限 なし
※上限額は、契約しているカードによる
振込名義の指定
海外口座への振込
対応カードブランド Visa、Mastercard、JCB
個人のカードの利用
個人事業主の利用
社会保険料の納付
(法人のみ)
運営会社 株式会社フリーウェイジャパン
本社 東京都新宿区新宿3-5-6 キュープラザ新宿三丁目5階

サービスのバランスに優れている「INVOY」

INVOYは、財務審査なく利用できる請求書カード払いのサービスです。カードで決済すると、最短即日から3営業日以内に請求先へ振り込んでくれます(振込日を指定する場合は、最大30日後まで指定可能)。1枚のクレジットカードの限度額が足りなくても、複数のカードを使って1つの請求書の決済も可能です。手数料は支払額の3%で業界最安水準での利用が可能になっています。ただし、支払金額が10万円以下の場合は手数料が一律3,000円のため、10万円以上の請求書での利用をオススメします。なお、月間200万円以上の利用の場合に、標準の手数料より優遇を受けられる場合がありますので、興味があれば問い合わせてみましょう。

サービス登録時の財務審査 なし
サービス登録時の書類提出 なし
手数料率 3.0%
手数料率への課税 非課税
最低手数料 3,000円
支払延長期間 最大60日間
決済から振込まで 3営業日以内(最短即日)
※振込日を指定する場合は最大30日後まで可
利用額の上限と下限 なし
※上限額は、契約しているカードによる
振込名義の指定
海外口座への振込
対応カードブランド Visa、Mastercard、JCB
※JCBブランドで発行されたプリペイドカードは対象外
個人のカードの利用
※ビジネスカードを推奨
個人事業主の利用
社会保険料の納付
(法人のみ)
運営会社 FINUX株式会社
本社 東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル 4F

Diners Clubのカードが唯一つかえる「DGFT請求書カード払い」

DGFT請求書カード払いは、ダイナースクラブのカードが使える珍しいサービスです。サービスに会員登録するときに財務審査は必要ですが、最短即日からの利用も可能です。手数料も3.0%(支払金額が1万円以下の場合は手数料が一律300円)と業界最安水準。カード決済から請求先への振込は3営業日以内です。に請求先へ振り込んでくれます。

サービス登録時の財務審査 あり
サービス登録時の書類提出 なし
手数料率 3.0%
手数料率への課税 課税:実質3.3%
最低手数料 300円
※税込330円
支払延長期間 最大60日間
決済から振込まで 3営業日以内
利用額の上限と下限 なし
※上限額は、契約しているカードによる
振込名義の指定
海外口座への振込
対応カードブランド Visa、Mastercard、JCB、Diners Club
個人のカードの利用
個人事業主の利用
社会保険料の納付
運営会社 株式会社デジタルガレージ
本社 東京都渋谷区恵比寿南3-5-7 デジタルゲートビル

手数料が2.95%「LP請求書カード払い」

LP請求書カード払いは、バランスに優れた請求書カード払いサービスのひとつです。運営会社の株式会社リンク・プロセシングは、インフキュリオングループの1社です。インフキュリオン社は、キャッシュレス決済や企業間決済、金融機関や公共を支えるインフラまでを支えています。同社が運営する「Winvoice」というプラットフォームは、多数の請求書カード払いサービスで採用されています。その意味で、同社のグループ会社が運営する「LP請求書カード払い」は安心感があるとも言えるでしょう。

サービス登録時の財務審査 なし
サービス登録時の書類提出 なし
手数料率 2.95%
手数料率への課税 非課税
最低手数料 600円
支払延長期間 最大60日間
決済から振込まで 最短即日(3営業日以内)
利用額の上限と下限 下限:なし
上限:カード限度額
振込名義の指定
海外口座への振込
対応カードブランド Visa、Mastercard、JCB
個人のカードの利用
個人事業主の利用
社会保険料の納付
(法人のみ)
運営会社 株式会社リンク・プロセシング
本社 東京都千代田区麹町5-7-2 MFPR麹町ビル7階

社会保険料の納付でも利用できる「支払い.com」

支払い.comは、クレディセゾンとUPSIDERが協同で提供しているサービスです。サービスの利用登録時に財務審査や書類審査がなく、会員登録だけなら無料になっています。セゾンカードまたはUPSIDERが発行しているカードで決済する場合は、カード決済の翌営業日に取引先の口座への振込が可能です。他のカードを使う場合は、振込まで2営業日かかりますが、他の請求書カード払いに比べてもスピーディーです。最低振込金額は1万円からですが、手数料は支払額の4%と固定されているため、少額の請求書でも利用しやすいでしょう。

サービス登録時の財務審査 なし
サービス登録時の書類提出 なし
手数料率 4.0%
手数料率への課税 課税:実質4.4%
最低手数料 5,000円
※税込5,500円
支払延長期間 最大60日間
決済から振込まで 2営業日以内(最短で翌営業日)
※セゾンカード、UPSIDERカード以外を利用すると2営業日
利用額の上限と下限 下限:1万円~
上限:カード限度額
振込名義の指定
海外口座への振込
対応カードブランド Visa、Mastercard、セゾンカード
※JCB、AMEXはセゾンカードが発行したカードの場合のみ利用可能
個人のカードの利用
※ビジネスカードを推奨
個人事業主の利用
社会保険料の納付
(法人のみ)
運営会社 株式会社UPSIDER
本社 東京都港区六本木 7-15-7

三井住友カードで決済するとお得な「請求書支払い代行サービス」

請求書支払い代行サービスは、三井住友カード株式会社が運営しているサービスです。三井住友カードを持っていれば申込の最短当日から利用できます。三井住友カードを持っていない場合にいは、最短2営業日で利用開始が可能です。請求書カード払いで決済してから取引先の口座へ振り込まれる期間が、他社サービスに比べると長くなっており、最短5営業日以降です。決済手数料は平均的な3.0%で、VisaとMastercardに対応しています。個人事業主も利用できますが、2024年9月11日以降に「個人事業主」で会員登録した場合、決済で利用できるカードが三井住友カードに限定される点には注意が必要でしょう。

サービス登録時の財務審査 なし
サービス登録時の書類提出 なし
手数料率 3.0%
※三井住友カードで決済すると2.7%
手数料率への課税 非課税
最低手数料 300円
支払延長期間 最大40日間
決済から振込まで 5営業日以降
利用額の上限と下限 下限:非公開
上限:カード限度額
振込名義の指定
海外口座への振込
対応カードブランド Visa、Mastercard
個人のカードの利用
個人事業主の利用
社会保険料の納付
運営会社 三井住友カード株式会社
本社 東京都江東区豊洲二丁目2番31号 SMBC豊洲ビル

平均的なサービス内容の「1click後払い」

上場企業のROBOT PAYMENTが運営する「1click後払い」は、請求書カード払いのサービスの中では標準的な内容のサービスです。決済手数料はやや割高の3.8%、決済から振込までは3営業日後の時間がかかります。対応カードブランドはVISA、Mastercard、JCB3社のため様々なカードを利用可能です。特筆した特徴はないものの、他社サービスに比べて大きく劣っている点もないため十分に比較対象にはいるサービスです。

サービス登録時の財務審査 なし
サービス登録時の書類提出 なし
手数料率 3.8%
手数料率への課税 非課税
最低手数料 5,000円
支払延長期間 最大60日間
決済から振込まで 3営業日以後
利用額の上限と下限 下限:非公開
上限:カード限度額
振込名義の指定
海外口座への振込
対応カードブランド Visa、JCB、Mastercard
個人のカードの利用
個人事業主の利用
社会保険料の納付
運営会社 株式会社ROBOT PAYMENT
本社 東京都渋谷区神宮前6-19-20 第15荒井ビル4F

支払延長期間がやや短めの「JCB請求書カード払い」

株式会社ジェーシービーとDGFT請求書カード払いを運営するデジタルガレージが協同で運営しているのが「JCB請求書カード払い」です。ジェーシービーが運営しているだけあって、対応カードブランドはJCBに限定されています。手数料率は2.98%ですが消費税が課税されるため、実質3.278%になります。他の請求書カード払いに比べて特別に秀でている部分はありませんが、DGFT請求書カード払いでJCBカードしか使わない方で、支払延長期間を重視しない方には、おすすめできる請求書カード払いのサービスです。

サービス登録時の財務審査 なし
サービス登録時の書類提出 なし
手数料率 2.98%
手数料率への課税 課税:実質3.278%
最低手数料 300円
※税込330円
支払延長期間 最大40日間
決済から振込まで 3営業日以後
利用額の上限と下限 下限:非公開
上限:カード限度額
振込名義の指定
海外口座への振込
対応カードブランド JCB
個人のカードの利用
個人事業主の利用
社会保険料の納付
運営会社 株式会社ジェーシービー
本社 東京都港区南青山5-1-22 青山ライズスクエア

登録時に書類提出が必要な「ラボル カード払い」

ラボルカード払いは、ファクタリングも提供している株式会社ラボルが運営しているサービスです。サービス内容や手数料は、他の請求書カード払いと同水準ですが、サービス登録時に書類提出が必要になるため、その点だけは注意しましょう。また、決済手数料はJCBカードで3.5%とやや高めで、VISAやMastercardだと3.0%になるため、JCBカード以外での利用をおすすめします。

サービス登録時の財務審査 なし
サービス登録時の書類提出 あり
(開業届や確定申告書など)
手数料率 3~3.5%
(VISA、Mastercard:3%、JCB:3.5%)
手数料率への課税 非課税
最低手数料 300円
支払延長期間 最大60日間
決済から振込まで 最短即日
利用額の上限と下限 下限:1万円~
上限:カード限度額
振込名義の指定
海外口座への振込
対応カードブランド VISA、Mastercard、JCB
個人のカードの利用
個人事業主の利用
社会保険料の納付
運営会社 株式会社ラボル
本社 東京都渋谷区道玄坂1丁目20−8 寿パークビル 7F

業務系システムの老舗が提供する「弥生 請求書カード払い 」

「弥生 請求書カード払い」とは、中小企業向けの会計ソフトなどで有名な弥生株式会社が提供するサービスです。決済手数料はやや高めの3.5%ですが、手数料率に消費税は課されません。対応カードはVISAとMastercardとJCBです。手数料率については他社サービスに劣る部分もありますが、それ以外については平均的なサービス内容になっています。

サービス登録時の財務審査 なし
サービス登録時の書類提出 なし
手数料率 3.5%
手数料率への課税 非課税
最低手数料 390円
支払延長期間 最大60日間
決済から振込まで 最短即日
利用額の上限と下限 下限:なし
上限:カード限度額
振込名義の指定
海外口座への振込
対応カードブランド VISA、Mastercard、JCB
個人のカードの利用
個人事業主の利用
社会保険料の納付
(法人のみ)
運営会社 弥生株式会社
本社 東京都千代田区外神田4丁目14−1 秋葉原UDX 21F

上場企業の100%子会社が提供する「マネーフォワード請求書カード払い 」

「マネーフォワード請求書カード払い」は、東証プライム上場企業 株式会社マネーフォワードの100%子会社であるマネーフォワードケッサイ株式会社が提供しています。決済手数料などは他社サービスと同等ですが、取引先への振込日については特徴があります。5日、10日、15日、20日、25日、末日かを選択しての振込になります。余裕をもって経費などを支払いたい場合には利用しやすいサービスですが、急ぎで振込をしたい場合には向かないサービスと言えるでしょう。

サービス登録時の財務審査 なし
サービス登録時の書類提出 なし
手数料率 2.7%
手数料率への課税 課税
最低手数料 3,000円
(税込:3,300円)
支払延長期間 最大60日間
決済から振込まで 5日/10日/15日/20日/25日/末日から選択
利用額の上限と下限 下限:なし
上限:カード限度額
振込名義の指定
海外口座への振込
対応カードブランド VISA、Mastercard、JCB
個人のカードの利用
個人事業主の利用
運営会社 マネーフォワードケッサイ株式会社
本社 東京都港区芝浦三丁目1番 21 号 msb Tamachi 田町ステーションタワーS 21 階

アメックスを利用できる「請求書カード払い by GMO」

「請求書カード払い by GMO」は、アメリカン・エキスプレスのカードを利用できる請求書カード払いサービスです。決済手数料は3.0%(非課税)で最長60日間の支払い先延ばしが可能であるなど、平均的なサービス内容になっています。カード決済から振込までが最長4営業日とやや長めですが、最短当日に振り込んでもらえる場合もあるようです。AMEXのカードを使いたい方におすすめです。

サービス登録時の財務審査 なし
サービス登録時の書類提出 なし
手数料率 3.0%
手数料率への課税 非課税
最低手数料 1,500円
支払延長期間 最大60日間
決済から振込まで 4営業日以内(最短即日)
利用額の上限と下限 下限:なし
上限:カード限度額
振込名義の指定
海外口座への振込
対応カードブランド VISA、Mastercard、アメリカン・エキスプレス
個人のカードの利用
個人事業主の利用
社会保険料の納付
運営会社 GMOペイメントゲートウェイ株式会社
本社 東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス

利用開始月がお得な「Fintoカード後払い」

「Fintoカード後払い」は、利用開始月は2.2%(税込2.42%)の決済手数料で利用できます。以降の決済手数料は2.5%(税込2.75%)です。手数料に消費税が課税される点に注意しましょう。対応ブランドは幅広いため、利用しやすい請求書カード払いサービスだと思います。

サービス登録時の財務審査 なし
サービス登録時の書類提出 なし
手数料率 2.5%(実質2.75%)
手数料率への課税 課税
最低手数料 1,400円
支払延長期間 最大60日間
決済から振込まで 最短翌日
利用額の上限と下限 下限:なし
上限:カード限度額
振込名義の指定
海外口座への振込
対応カードブランド VISA、Mastercard、アメリカン・エキスプレス
個人のカードの利用
個人事業主の利用
社会保険料の納付
運営会社 トラボックス株式会社
本社 東京都渋谷区渋谷2-15-1 渋谷クロスタワー12F

請求書カード払いまとめ

今回は、請求書カード払いについて解説しました。請求書カード払いは支払い代行の一種で、銀行振込を求める請求書をクレジットカードで決済できるサービスです。メリットは支払いを先延ばしにできる点と、審査などの手続きが簡単で手数料も比較的に安いことです。一方のデメリットは、決済できる金額の上限がカード限度額までになり、支払を延長できても最大60日までのため一時的な資金繰り改善にとどまる点です。ご存知のとおり、資金調達の手段については、日頃から多様な選択肢を持っておくことが大切。いざと言うときに必要な資金を確保できるように、請求書カード払いについても検討してはいかがでしょうか。

この記事の監修者

牛崎 遼 株式会社フリーウェイジャパン 取締役

2007年に同社に入社。財務・経理部門からスタートし、経営企画室、新規事業開発などを担当。2017年より、会計、簿記、ファクタリングなどの資金調達に関する幅広い情報を発信する「会計ブログ」の運営責任者を継続している。これまでに自身で執筆または監修した記事は400本以上にのぼる。FP2級。

運営企業

当社、株式会社フリーウェイジャパンは、1991年に創業した企業です。創業当初から税理士事務所・税理士法人向けならびに中小事業者(中小企業および個人事業主)向けに、会計ソフトなどの業務系システムを開発・販売しています。2017年からは、会計・財務・資金調達などに関する情報を発信するメディアを運営しています。

項目 内容
会社名 株式会社フリーウェイジャパン
法人番号 1011101045361
事業内容
  • 会計・財務・資金調達に関するメディア運営
  • 中小事業者・会計事務所向け業務系システムの開発・販売
本社所在地 〒160-0022
東京都新宿区新宿3-5-6 キュープラザ新宿三丁目5階
所属団体 一般社団法人Fintech協会
顧問弁護士 AZX総合法律事務所

弊社では、正確かつ有益な情報発信を実践しており、そのために様々な機関の情報も参照しています。

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