ROE(自己資本利益率)とは?計算式、目安、改善方法を解説

2022.03.16

右肩上がりのグラフ

自己資本利益率(ROE:Return on Equity)とは、自己資本(純資産)に対してどれだけの利益が生み出されたのかを示す、財務分析の指標です。企業の収益性判断の指標として、また株式投資の指標として重要視されています。ROEは、株主資本利益率とも呼ばれます。※2022年3月16日に更新

ROE(自己資本利益率)の3つのポイント

  • ROE(自己資本利益率)とは、自己資本に対してどれだけの利益が生み出されているかを示す財務指標である。
  • ROE(自己資本利益率)は以下の算式によって求められる。

    ROE(%) = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100

  • ROE(自己資本利益率)が高いほど、自己資本をより効率的に運用できているということになる。一般的には、ROEが10~20%程度であれば優良企業であると判断される。

ROE(自己資本利益率)の計算

ROE(%) = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100

ROEの計算式は分解できる

ROEは、以下の式でも計算できます。

ROE = 売上高純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ

※売上高純利益率=当期純利益÷売上高

総資産回転率=売上高÷総資産

※財務レバレッジ=総資産÷自己資本

ROEで何が分かる?

ROE(自己資本利益率)は、企業が自己資本をいかに効率的に運用して利益を生み出したかを表す指標です。株主の立場から見ると、自己資本利益率が高い会社は「自分が投資したお金を使って効率よく稼いでいる会社」であると見ることができます。逆に、自己資本利益率が低い会社は「経営効率の悪い会社」である判断され、投資家からのお金も集まりにくくなります。

ROE(自己資本利益率)の目安

一般的には、自己資本利益率が10~20%程度であれば優良企業であると判断されます。

ROEを改善する方法

ROE(自己資本利益率)を向上させるには、「売上高純利益率を上げる」「総資産回転率を上げる」「財務レバレッジを上げる」という3つの方法が考えられます。なお、財務レバレッジの計算式は、自己資本比率の逆数です。つまり、借金をすればするほど財務レバレッジは大きくなり、結果として自己資本利益率が改善することになります。なぜ、その3つの手段で自己資本利益率が向上するのかというと、前述のように計算式を分解できるからです。

ROEとROAの違いは何か

すべての資産は、他人から借りた資本(負債)と自分の資本(純資産、自己資本)に分けられます。総資産利益率(ROA)が総資産(負債+純資産)に対する利益の割合であるのに対し、ROEは、純資産に対する利益の割合です。つまり、ROEは自己資本を使ってどれだけ利益を生み出したかを表す指標であるのに対し、ROAが総資産を使ってどれだけ利益を生み出したかを表す指標となっています。

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