フリーランス向けファクタリング5選【2024年4月最新】

更新日:2024年04月09日

フリーランスファクタリング

今回は、フリーランスや個人事業主の方におすすめのファクタリングを紹介します。日本でファクタリングが登場した当初は、ファクタリングを利用できるのは法人のみのサービスがほとんどでした。それが今となってはフリーランスが契約できるファクタリングも増えてきています。しかし、契約できるというのと、実際に利用しやすいかと言うのは別の話です。そこで今回は、フリーランスが利用しやすいファクタリングを紹介します。

目次

ファクタリング総合ランキング【TOP3】

ファクタリングでの資金調達をお急ぎの方のために、おすすめトップ3のファクタリング会社の早見表をご用意しました。この表に記載のあるファクタリング会社は、いずれも買取手数料が安く、スピード審査してくれて、フリーランスも契約できます。できれば複数のファクタリング会社へ相見積もりをとった上で条件を比較して、利用するサービスを決めてください。※表の中のサービス名称をクリックすると、ファクタリング会社の公式サイトへ移動します。

おすすめ
順位
サービス
名称
買取
手数料
最短入金
スピード
買取
可能額
1位 ビートレーディング 2.0%~
12.0%
2時間 無制限
2位 日本中小企業金融サポート機構 1.5%~
10.0%
3時間 無制限
3位 QuQuMo(ククモ) 2.0%~
14.8%
2時間 無制限

参考)ファクタリング会社おすすめTOP10【最新比較】

フリーランスがファクタリングを選ぶときの重要ポイント

フリーランスに対応しているファクタリングは、世の中にたくさんあります。比較するときに悩まなくて済むように、特に大切な点を紹介します。

  • オンラインで審査・契約できるか
  • 小規模の売掛金でも買い取ってくれるか
  • 必要書類が少なくて済むか
  • 手数料の透明性があるか
  • 最短即日で入金してくれるか
  • 闇金融業者などの怪しい会社ではないか

オンラインで審査・契約できるか

まずは、余計な手間がかからないオンライン契約ができるファクタリング会社を選びましょう。最近のファクタリング会社は、特にクラウドファクタリングを中心に、審査や契約手続きを、メールや電話などのオンライン(非対面)で完結できるようになっています。フリーランスが売却する売掛金の金額は、それほど大きくなるは少ないでしょう。副業の場合、数万円ぐらいの金額の場合も珍しくありません。そのため、ファクタリング会社との面談のために事務所へ訪問したりする余計な時間とお金はかけるべきではないでしょう。フリーランスには特に、webで完結できるファクタリングがおすすめです。

小口の売掛金でも買い取ってくれるか

フリーランスの場合、保有している売掛金の金額が数万円から数十万円というのも珍しくありません。その場合、選ぶべきファクタリング会社は、買取可能額の下限を設けていないから、1万円〜などの小規模な金額を設定している業者です。

必要書類が少なくて済むか

前述のとおり、フリーランスが売却する売掛金は少額なため、手間と費用をかけないのが大切です。ファクタリングでは審査と契約時に提出する書類があります。書類によっては印鑑証明書など、取得に費用がかかるものもあります。フリーランスは、そういった書類の提出が不要なファクタリング会社を選びましょう。

よく使う書類

  • 身分証明書(運転免許証、パスポートなどの顔写真付き本人確認書類)
  • 入出金明細(通帳コピー)
  • 請求書、注文書、契約書などの取引先との契約内容がわかる書類

手数料に透明性があるか

ファクタリングの手数料は、融資の金利と似ている部分もありますが、手数料には貸金業法による規制がありません。つまり、手数料は青天井ということです。それゆえ、手数料の上限を事前に公開しているファクタリングの方が、フリーランスも安心して利用できます。なお、ファクタリングの手数料を決める主な要因は、売掛先の信用度であり、あなた個人の信用度ではありません。そのため、ファクタリングはフリーランスも利用りやすくなっています。

最短即日で入金してくれるか

他でも説明しますが、ファクタリングのメリットは、短時間で資金調達できることです。最近のファクタリングでは、最短即日での振込が当たり前になってきており 最短10分で入金してくれるようなサービスも出てきています。フリーランスは、最低でも最短即日の入金に対応しているファクタリングを選びましょう。※請求書を発行する前に利用できる注文書ファクタリングの場合は、翌日入金でも条件は良好です。

闇金融業者などの悪徳業者ではないか

残念ながら、ファクタリング業者を装って借金をさせるような悪徳事業者も存在します。契約を交わす前に、契約書に金銭消費貸借契約のような借金を連想させる記載があったら、契約しないでおきましょう。なお、本記事で紹介している、フリーランス向けのファクタリング会社は信用できる会社ばかりですので、安心してください。

フリーランスがファクタリングを使うメリット

  • 信用度が低いフリーランスでも資金調達しやすい
  • 個人で借金をしなくてすむ
  • 担保や保証人が不要
  • 取引先が倒産しても肩代わりする必要がない
  • スピーディーに資金調達できる

信用度が低くても資金調達しやすい

金融機関からの融資の場合、あなた(借り手)の信用度、担保の有無が審査の主な対象になります。そのため、開業したてであったり、フリーランスである等の理由で、審査に落ちてしまうことが少なくありません。その点、ファクタリングで審査されるのは売掛先の信用度のため、あなた自身の与信に問題があっても、資金調達できる可能性があります。同様に、フリーランスであるあなたが税金滞納、赤字決算、債務超過の状況でも、審査が通る可能性が十分にあるのです。

借金をしなくてすむ

フリーランスの資金調達の方法で一般的なのは、銀行借入やビジネスローンなどの借入金です。借入金自体は悪いものではありませんが、借入への依存度が過度に高まって倒産する、というリスクがあるのも事実です。ファクタリングは借入ではないため、フリーランスでも、そういった心配はありません。

担保や保証人が不要

融資の場合、不動産などの担保や連帯保証人が必要になることが多々あります。フリーランスとして、それは避けたいところです。ファクタリングは借入ではないため、担保や連帯保証人なしで資金調達が可能なため安心です。

取引先が倒産しても肩代わりする必要がない

フリーランスはあまり縁がないとは思いますが、手形を割り引いて早期に決済した場合などに、手形の振出人が倒産するなどして手形が不渡になったとします。この場合、手形を割り引いた人は、振出人に代わって手形を決済しなければなりません。ファクタリングには、そのような償還請求権のないノンリコースのため、心配ありません。

スピーディーに資金調達できる

銀行借入の場合、申し込んでから口座に着金するまで数週間かかることも珍しくありません。ファクタリングの場合、最短即日の資金調達が可能なため、急ぎで資金が必要な場合にも便利です。

フリーランスがファクタリングを使うデメリット

フリーランスがファクタリングを活用した場合の短所、注意点も紹介します。

  • 安易に使うと利益が減り、キャッシュフローが悪化する
  • 資金調達するには売掛金が必要

安易に使うと利益が減り、キャッシュフローが悪化する

ファクタリングで売掛金を買い取ってもらうと、代金から買取手数料が差し引かれます。その手数料は経費のため、経費分だけ利益が減少します。また、本来入ってくるはずだったキャッシュフローが手数料分だけ減少するため、キャッシュフローが悪化する可能性もあります。早期に現金化するメリットだけを考慮せず、デメリットについても理解して、適切なタイミングでファクタリングを利用しましょう。

資金調達するには売掛金が必要

当然ですが、ファクタリングで資金調達するには売掛金が必要です。フリーランスとして、まだ仕事も受注していない状態であれば、ファクタリングは利用できません。

フリーランスにおすすめのファクタリング5選

フリーランスにおすすめのファクタリング5社を比較した表も作りました。5社の中でバランスが優れているのがみんなのファクタリング」とラボル」とです。両社とも土日祝日の入金に対応しており最短入金スピードは60分で申し分ありません。手数料は、ラボルが一律10.0%、みんなのファクタリングが7.0%~15.0%で柔軟に対応しています。買取可能額については初回利用時の金額に違いがあり、ラボルは30万円まで、みんなのファクタリングは50万円までに設定されています。

最短での入金スピードが早いのは「ペイトナーファクタリング(旧yup)」で驚異の10分で、フリーランスあての請求書も買取可能なのが珍しいポイントです(他社は、法人あての売掛金のみ買取対象です)。手数料と買取可能額で最も柔軟性があるのは「フリーナンス」です。やや特徴的なのは、無料会員登録が不要な「GMOフリーランスファクタリング」です。いずれも、フリーランス向けファクタリング会社としてオススメです。サービス名称をクリック(タップ)すると、ファクタリング会社の公式ホームページへ移動します。

▼フリーランス向けファクタリングの比較表
サービス
名称
買取
手数料

最短
入金

買取
可能額
無料会員
登録
みんなのファクタリング 7.0%~15.0% 60分 1万円~300万円
※初回50万円まで
必要
ラボル 一律10.0% 60分 1万円~
※初回30万円まで
必要
ペイトナー 一律10.0% 10分 1万円~
100万円
※初回は25万円まで
必要
フリーナンス 3.0%~
10.0%
30分 1万円~
上限なし
必要
GMOフリーランスファクタリング 一律9.5% 即日 1万円~
上限なし
不要

必要書類が少なく申込みしやすい「labol(ラボル)」

ラボルは、フリーランスや小規模事業者に特化しているファクタリングです。手数料が一律10.0%で、最短1時間で入金してくれます。審査と契約の必要書類も少ないため準備の負担がありません。ラボルの特徴を、以下の表にまとめました。

買取手数料 一律10.0%
最短入金
スピード
60分
買取可能額 1万円~
二者間(2社間)
三者間(3社間)
債権譲渡登記 不要
必要書類 本人確認書類、請求書、取引を示すエビデンス
非対面契約
フリーランス
運営会社 株式会社ラボル

ラボルの口コミと評判を見る→

買取手数料が柔軟で土日祝日も最短1時間で入金「みんなのファクタリング」

みんなのファクタリング」は、土日祝日でも最短1時間で入金してくれる珍しいサービスです。買取手数料は7%~15%で柔軟性があり、初回利用時でも最大50万円かで買い取ってくれます。登録から契約まで完全オンラインで完結でき、買取依頼(契約依頼)のときは「請求書」のみで利用できます。

買取手数料 7.0%~15.0%
最短入金スピード 60分
買取可能額 1万円~300万円
※初回は1万円~50万円まで
二者間(2社間)
三者間(3社間)
債権譲渡登記 原則不要
必要書類 本人確認書類、保険証、請求書
非対面の審査・契約
個人事業主
運営会社 株式会社チェンジ

みんなのファクタリングの口コミと評判を見る→

最短10分で入金「ペイトナーファクタリング(旧yup)」

ペイトナー

ペイトナーファクタリング(旧yup)」は、最短だと10分で請求書を現金化できるため、フリーランスの報酬を早めに資金化したい方に最適です。2022年6月3日(金)に累計申込件数が30,000件を突破するなど、非常に勢いがあります。

買取手数料 一律10.0%
最短入金スピード 10分
買取可能額 1万円~100万円(初回は25万円まで)
二者間(2社間)
三者間(3社間)
債権譲渡登記 不要
必要書類 本人確認書類(初回のみ)、請求書
非対面契約
個人事業主
運営会社 ペイトナー株式会社

ペイトナーファクタリングの口コミと評判を見る→

お金と保険のサービス「フリーナンス」

フリーナンス(FREENANCE)は、フリーランスに特化した「お金と保険のサービス 」です。その中に「即日払い」というファクタリングのサービスがあります。手数料は3.0%から10.0%で、一律ではありません。買取可能額が1万円からと低く設定されているため、ファクタリングで少額の資金調達をしたい方に向いています。

買取手数料 3.0%~10.0%
最短入金スピード 30分
買取可能額 1万円~
二者間(2社間)
三者間(3社間)
債権譲渡登記 不要
必要書類 身分証明書、請求書、法人の場合は登記簿
非対面契約
個人事業主
運営会社 GMOクリエイターズネットワーク株式会社

フリーナンスの口コミと評判を見る→

ファクタリングとは何か

ファクタリングとは、回収前の売掛債権(売掛金)をファクタリング業者へ譲渡し、早期に資金化する仕組みのことです。銀行などからの借入とは異なり、資金調達しても負債は増えず、信用情報にも影響しません。また、ファクタリングには償還請求権がないため、売却した売掛金が回収不能になっても、代わりに返済する義務を負わずにすむなど、様々なメリットがあります。

参考)ファクタリングとは

フリーランスのファクタリングまとめ

今回は、フリーランスにおすすめのファクタリング、フリーランスがファクタリングを選ぶうえでの大切なポイントについて解説しました。フリーランスの方にオススメなのは、「ラボル」と「みんなのファクタリング」です。土日や祝日にも入金してくれて、最短1時間で入金してくれます。改めて比較したい方は、フリーランスにおすすめのファクタリング5選の章をお読みください。

フリーランスの皆さんが、ファクタリングでの資金調達を成功させ、その後にビジネスを成長させられることを願っています。また、その他にも、様々な角度からファクタリング会社を比較して紹介した記事がありますので、参考記事も読んでみてください。

※本記事ではファクタリング会社の広告から収益が発生している場合があります。

この記事の監修者

牛崎 遼 株式会社フリーウェイジャパン 取締役

2007年に同社に入社。財務・経理部門からスタートし、経営企画室、新規事業開発などを担当。2017年より、会計などに関する幅広い情報を発信する「会計ブログ」の運営責任者を継続している。これまでに自身で執筆または監修した記事は300本以上。

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