流動比率とは~計算式と目安~

資料

流動比率とは、財務分析の安全性分析の経営指標のひとつで、短期的な支払能力を分析する際に用いる指標です。貸借対照表の流動負債に対する流動資産の割合を示しています。※2021年7月23日に更新

流動比率の計算式

流動比率の計算方法は以下のとおりです。

流動比率(%) = 流動資産 ÷ 流動負債 × 100

※流動資産:1年以内に現金化が見込まれる資産。例)現金、売掛金、受取手形、有価証券、未収金、商品、製品、原材料

※流動負債:1年以内に支払期限が到来する負債。例)買掛金、支払手形、未払金、預り金、前受金

流動比率から何が分かる?

流動比率は、1年以内に現金化できる資産が、1年以内に返済すべき負債をどれだけ上回っているかを表す指標です。流動比率を見れば、会社の短期的な支払能力(短期安全性)が分かります。

流動比率の目安

会社の規模や業種によって異なりますが、流動比率が120%以上であれば、一般的には短期的な資金繰りには困らないとされ、100%を下回っていると支払能力に不安があるとされます。与信調査・与信管理をした取引先企業の流動比率が100%未満の場合は要注意です。より厳密に短期の支払能力を分析する場合は、当座比率も見るとよいでしょう。

流動比率と当座比率の違い

流動比率と当座比率は、短期の安全性を計測する指標であり、計算式も似ています。異なるのは、計算式の分子です。当座比率の場合、分子には「当座資産」を用います。当座資産とは、流動資産から「棚卸資産」を差し引いた資産のことです。なぜ、棚卸資産を除くのかと言うと、有価証券などに比べて換金性が低いためです。

まとめ

  • 流動比率は、会社の短期安全性を分析する指標
  • 流動比率(%) = 流動資産 ÷ 流動負債 × 100
  • 流動比率が100%を下回っていると、短期の支払能力が不安視される

関連記事


このエントリーをはてなブックマークに追加
財務分析で何が分かるのか
流動比率とは~計算式と目安~
当座比率とは~計算方法、目安、流動比率との違いを解説~
固定比率とは~計算式と目安についてわかりやすく解説~
固定長期適合率とは?計算式と目安について
自己資本比率とは何か~計算式と目安~
負債比率とは何か?計算式と目安について
手元流動性比率とは何か?計算式と目安について
損益分岐点とは何か?計算式と利益が出やすくなる方法
安全余裕率と損益分岐点比率
固定費と変動費の違いとは?
限界利益率の計算方法
ROA(総資産利益率)とは~計算式、目安、ROEとの違い~
ROEとは?計算式、目安、改善方法を解説
付加価値、付加価値率、付加価値生産性
労働分配率とは~計算式と適正な数値を見極める方法~
設備生産性とは~求め方と改善方法~
労働装備率とは~計算方法と適正な数値~
財務レバレッジとは~その意味と計算式について解説~
PERとは~計算方法と注意点~
PBR(株価純資産倍率)とは~計算式と1倍割れの意味~
EPS(1株当たり利益)とは~計算式と注意点~
BPS(一株当たり純資産)とは~計算方法と1株あたりの解散価値~
配当性向の計算方法~高ければよいわけではない~
企業価値とは何か?~事業価値、株主価値の違い~
DCF法とは何か?メリットとデメリットについて
フリーキャッシュフローとは何か?プラスとマイナスの意味について
WACC(資本コスト)とは何か?
ファイナンスとは何か?~会計の違いについて解説~
埋没費用(サンクコスト)とは?
NPV(正味現在価値)とは何か?その意味と計算式
IRR(内部収益率)とは何か?NPVとの違いについて
運転資本(WC)とは何か?計算式と減らす方法について
社債とは何か?その種類、株式との違いについて
DES(デット・エクイティ・スワップ)とは何か?その仕組みとメリット
M&Aとは~意味、手法、メリットについて~
ストックオプションとは?信託型、税金も解説!
ファクタリングとは~仕組みを図解で解説、おすすめの会社を紹介~
資金調達とは~様々な方法について簡単に解説~
資金繰りとは~悪化する原因、改善方法、予測と実績の重要性について~
補助金と助成金の違いとは?~注意点や代表的な制度について紹介~