損益分岐点を下げる方法とは?

損益分岐点

損益分岐点(損益分岐点売上高)とは、営業利益がゼロのときの売上高で、財務分析で収益性を分析する指標の1つです。損益分岐点は、売上と総費用が等しいときの売上高ともいえます。さらには、限界利益固定費を回収できるときの売上高、とも表現されます。「赤黒トントン」の売上高といった言い方も…(どれでも構いません…)。つまり損益分岐点とは、黒字と赤字を分けるポイントになる売上高なのです。損益分岐点を超えれば利益が出て、損益分岐点を下回れば赤字が出ます。※2018年4月18日に更新

損益分岐点を計算する方法

損益分岐点を計算する方法は、いくつかあります。シンプルで覚えやすいのは、固定費を限界利益率で割る、以下の計算式です。

損益分岐点 = 固定費 ÷ 限界利益率

※限界利益率 = 限界利益 ÷ 売上高

※限界利益 = 売上高 - 変動費

損益分岐点から分かること

損益分岐点を見て分かるのは、赤字を出さないための売上高です。企業を経営する上で、本業で利益を出すための売上高とも言えます。損益分岐点を応用すると、目標利益(計画利益)を達成するために必要な売上高(必要売上高)も計算できます。

必要売上高 = (計画利益 + 固定費) ÷ 限界利益率

損益分岐点を下げる方法

損益分岐点を下げる方法は、固定費を減らすか、変動費を減らす(限界利益率を高くする)か、または両方を同時に実施するか、といった方法があります。当然、最後の選択肢が理想ですが、そう簡単ではありません。なぜなら、世の中のビジネスは「固定費が高くて変動費が低い(変動費を下げにくい)」か「固定費が低くて変動費が高い(固定費を下げにくい)」ビジネスが多いからです。

  • 変動費を減らす方法

    変動費を削減する方法で分かりやすいのは、商品や材料などを仕入れる単価を下げることです。もちろん、得意先との関係もあり簡単ではない場合もあると思います。ポイントは、売上に貢献していない費用を見つけ出して削減することです。

  • 固定費を減らす方法

    固定費を減らす方法としては、たとえば人件費を削減する手があります。ただし、給与カットや人員整理をしなければなりません。その他、地代家賃を下げる方法もありますが、貸主との交渉が必要です。まずは、自社の努力だけで削減できる固定費を探しましょう。見つからなければ、変動費の中に固定的に使われている費用(増減させても売上が変わらない)があれば、それを固定費と見なして削減の候補としてください。

損益分岐点が高いと利益が出やすい?

一般的に、利益を出しやすいのは「固定費が低くて変動費が高い」ビジネスです。ただし、薄利多売になる傾向があり、利益を拡大するためには売上を相当に増やさなければなりません。一方、「固定費が高くて変動費が低い」ビジネスの場合、最初の利益を出すまで大変です。ただし、変動費が低い(限界利益が多い)ため、いったん利益が出てしまえば、あとは利益を拡大しやすくなる傾向にあります。

損益分岐点の3つのポイント

  • 損益分岐点(損益分岐点売上高)とは、損益がゼロのときの売上高のこと。
  • 損益分岐点=固定費÷限界利益率
  • 損益分岐点が低い方が利益を出しやすいが、利益を拡大しやすいかは別の話。

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