IRR(内部収益率)

IRR(内部収益率)

IRR(Internal Rate of Return:内部収益率・内部利益率)とは、「投資から得られる将来のキャッシュフローの現在価値」と「投資額の現在価値」が等しくなるときの割引率です。つまり、NPV(正味現在価値)がゼロになる割引率を指します。ちなみに、IRRを手計算するのは手間がかかるため、エクセルのIRR関数を使うと楽になります。※2018年4月19日に公開

IRRの3つのポイント

  • IRRは投資判断に用いられる指標であり、一般的にハードル・レート(資本コスト)と比較することでその良し悪しを判断する。
  • IRRがその会社のハードル・レートよりも大きければその案件は投資すべきであり、ハードルレート(資本コスト)よりも小さければその案件への投資は見送ったほうがいいと判断される。
  • IRRとNPVでは得られる情報と役割が異なる。プロジェクトを評価するときは、IRRで効率性を、NPVで利益の大きさを測る。

IRRは投資プロジェクトの評価指標

IRRも、NPVと同様に投資判断に用いられる指標です。IRRは一般的に「ハードル・レート」と比較することで、その良し悪しを判断します。ハードル・レートとは、投資評価基準の一つであり、最低限必要とされる利回りのことです。企業におけるハードル・レートは、一般的には「資本コスト」が用いられます。資本コストとは、企業の資金調達に伴うコストのことで、銀行への利子、社債権者への利回り、株主への配当などが該当します。

IRRがハードル・レートよりも高ければ投資

ハードル・レート(資本コスト)よりも低い収益率の投資案件では利益は出ません。そのため、IRRがその会社のハードル・レート(資本コスト)よりも大きければ投資すべきであり、ハードル・レート(資本コスト)よりも小さければ投資は見送ったほうがいいと判断されます。また、投資額が同じであれば、IRRが大きいほど投資効率が良く、収益回収スピードも速くなります。

IRRとNPVの違い

投資プロジェクトの収益性を判断する際、NPVを用いる場合とIRRを用いる場合があります。いずれの方法も、収益性と時間価値を考慮しているのが長所だとされていますが、デメリットもあります。IRRのデメリットは、投資によって得られる利益の大きさを考慮できないことです(利回りのみを見ているため)。一方のNPVの短所は、割引率の変動によって過大評価・過小評価される可能性があることです。IRRとNPVは、実務的には以下のような使い分けがされています。

  • 複数のプロジェクトに投資する場合で、投資に使えるお金に限度がある→IRR(効率性)を重視
  • どれか1つのプロジェクトに投資する場合で、投資に使えるお金に限度がない→NPV(規模)を重視

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