資金移動したときの仕訳~銀行口座間でお金を移した場合~

資金移動したときの仕訳

現金商売の場合、売上を現金で回収した後に銀行口座へ預け入れる場合があります。こういった資金移動の際の仕訳を紹介します。仕訳で使う勘定科目は「小口現金」「現金」「預金」などです。いずれも貸借対照表資産に含まれます。なお、掛取引(ツケ)で売上を計上している場合には、売掛金の仕訳を紹介している関連記事を参考にしてください。※2019年6月25日に更新

現金回収して口座に入金したとき

売上を現金で回収した後に、銀行口座へ入金する場合の仕訳を紹介します。例)商品を5,000円で販売して現金で受け取った場合

売上を現金で回収したとき

借方 貸方
現金 5,000円 売上 5,000円

資産である「現金」が増えたため、借方に「現金」を記入します。相手の「売上」は「収益」のため、貸方へ。

現金をA銀行の口座に入金した場合

借方 貸方
A銀行 5,000円 現金 5,000円

現金が減少して預金が増えたため、借方に「預金」、貸方に「現金」を記入します。※会計ソフトでは、初期設定では「預金」といった勘定科目が設けられていることもあります。詳細は、お使いの会計ソフトを参照してください。

参考)現金を小口現金に入金した場合

借方 貸方
小口現金 5,000円 現金 5,000円

現金が減少して小口現金が増えたため、借方に「小口現金」、貸方に「現金」を記入します。

銀行口座間で資金移動したとき

複数の銀行口座を持つことも珍しくありません。そういった口座間で資金移動した場合の仕訳を紹介します。例)3,000円をA銀行からB銀行へ移動した場合

振込手数料、預入や引出の手数料が発生しない場合

借方 貸方
B銀行 3,000円 A銀行 3,000円

A銀行の残高が減ったために貸方へ、B銀行の残高が増えたため借方へ。

手数料が発生した場合

例)A銀行からB銀行への振込手数料が100円だった場合

借方 貸方
B銀行 3,000円 A銀行 3,000円
振込手数料 100円 A銀行 100円

先ほどの仕訳に、振込手数料の仕訳が加わりました。費用である振込手数料が発生したため借方へ、振込手数料分だけA銀行の残高が減ったため貸方へ。※振込ではなくATMでの引出で、引出手数料が発生した場合には、振込手数料ではなく該当する勘定科目(例:支払手数料)を記入してください。

売上の二重計上に要注意!

資金移動したときの仕訳で、誤って貸方に「売上」と記入すると売上が二重計上されてしまいます。今回の仕訳は基本レベルですが、「簡単だから」と油断するとミスをしてしまうかもしれません。ミスを防ぐことも大切ですが、そのことに気づくことも重要です。実際の口座などの残高と、会計ソフトなどで作った帳簿の残高が一致しているか、毎日、毎週、毎月といった定期的なタイミングに確認するようにすると安心かもしれません。現預金は、ビジネスで最も重要とも言える資産ですから、しっかり管理していきましょう。


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