諸掛とは?(売上諸掛と仕入諸掛)

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「諸掛(しょがかり)」とは、商品の移動などにかかった費用のことです。仕入れ時の費用なら「仕入諸掛」、販売時なら「売上諸掛」といいます。諸掛は、自分が負担する場合と相手が負担する場合があり、それぞれ仕訳が異なりますが、難しい勘定科目は使いません。今回は、運送料を例にして諸掛について解説します。※2017年11月20日に更新

仕入諸掛を自分が負担する場合の仕訳

自分が運送料を負担する場合は、仕入原価に仕入諸掛を含めて(仕入れに多くの費用が発生したと考えて)処理します。

例)3,000円の商品を掛けで仕入れ、300円の運送料を自分で負担する

運送料も掛けとする仕訳

借方 貸方
仕入 3,300円 買掛金 3,300円

商品代金と運送料の合計金額を貸方に記入します。

運送料のみを現金で支払う仕訳

借方 貸方
仕入 3,300円 買掛金 3,000円
現金 300円

貸方に、商品代金と運送料を分けて仕訳します。

仕入諸掛を仕入先が負担する場合の仕訳

運送料が仕入先負担の場合、一時的に運送料を自分が立て替えるケースがあります。

例)3,000円の商品を掛けで仕入れ、仕入先負担の300円の運送料を立て替える

運送料を掛けで立て替える仕訳

借方 貸方
仕入 3,000円 買掛金 3,300円
立替金 300円

運送料の金額を、借方に立替金の勘定科目で記入します。貸方には、商品代金と運送料の合計金額を買掛金で記入します。

運送料を現金で立て替える仕訳

借方 貸方
仕入 3,000円 買掛金 3,000円
立替金 300円 現金 300円

通常の掛取引の仕訳に加えて、運送料を現金で立て替えた分の仕訳をします。なお、運送料が仕入先負担で、立て替えがない場合は、諸掛を含めずに処理します。

売上諸掛を自分が負担する場合の仕訳

売上諸掛を自分で負担する場合の仕訳には、売上代金に運送料を含む仕訳と、運送料を売上とは別にする仕訳があります。

例)3,000円の商品を掛けで売り上げ、300円の運送料を自社(自店)で負担する

売上代金に運送料を含む仕訳

借方 貸方
売掛金 2,700円 売上 3,000円
発送費 300円

商品代金から運送料を差し引いた分の金額を、借方に記入します。

運送料を現金で支払う仕訳

借方 貸方
売掛金 3,000円 売上 3,000円
発送費 300円 現金 300円

掛取引の仕訳と、運送料を現金で支払った仕訳をします。

売上諸掛を販売先が負担する場合の仕訳

売上諸掛を販売先が負担する場合、運送料を含めた金額で取引するケースと、一時的に立て替えるケースがあります。

例)3,000円の商品を掛けで売り上げ、300円の運送料を販売先が負担する

売掛金と合算する仕訳

借方 貸方
売掛金 3,300円 売上 3,000円
現金 300円

商品代金と運送料の合計金額を、借方の売掛金に記入します。貸方は、売上代金と現金のみです。

一時的に立て替える仕訳

借方 貸方
売掛金 3,000円 売上 3,000円
立替金 300円 現金 300円

売掛金の仕訳に加えて、運送料を現金で立て替えた仕訳をします。

まとめ

仕入諸掛と売上諸掛の仕訳を紹介しました。諸掛は、商品の移動などにかかる費用です。他にも仕入手数料や運送保険料、関税なども諸掛に含まれます。それぞれ適切に処理してください。

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