資本金

資本金

新しく会社を設立したり商売を始めたりする際には、元手となるお金が必要です。自分のお金として会社の経営や商売を円滑に進めるために用意したものを、「資本金」という勘定科目で表します。※2018年5月17日に更新

資本金の重要性

資本金は会社の事業が始める際に用意した運転資金(自己資本)であり、会社の体力や大きさを示すものです。資本金の額が多いと会社の信用が上がり、銀行からお金を借りやすくなる場合があります。また、資本金の額は会社の信用度にも関係します。資本金が100万円の会社と1,000万円の会社があれば、後者の方が社会的信用が高いため、より大きな取引がしやすくなることがあるのです。さらに、特定の事業を始めるために行政機関で手続きする「許認可」にも、資本金が関係してきます。たとえば、建設業や一般労働派遣事業を始めるには、それぞれ一定額の資本金が必要です。

資本金の処理

会社を設立するためには資本金が必要です。自分の個人的な資産と会社の資産を区別しなければなりません。経営者が必要な現金などを出資することを「元入れ」といいます。出資後の金は会社や店舗のものになるため、貸借対照表純資産である資本金として仕訳をする必要があります。

元入れ時の仕訳

元入れ時は経営する会社や店舗に出資しているため、現金が減ることになります。しかし、これは経営者側からみたもので、会社や店舗側はお金を受けているため現金が増えたと考え、貸方に資本金勘定を記入します。

例)元入れとして100,000円を現金で出資した場合

借方 貸方
現金 100,000円 資本金 100,000円

追加出資時の仕訳

会社や店舗をより大きくするために、個人の資産を追加することを「追加出資」といいます。追加出資により資本金が増えたと考え、貸方に資本金勘定を記入します。

例)100,000円を現金で追加出資した場合

借方 貸方
現金 100,000円 資本金 100,000円

事業や商売を始める前には資本金の仕組みを理解が必要

今回は、自分で商売を始める際や会社を立ち上げる際に必要な資本金について解説しました。以前の会社法では株式会社の設立に1,000万円、有限会社の設立に300万円の資本金が必要でしたが、新会社法の施行によって、会社設立の際に必要な最低資本制度が廃止されました。そのため現在では資本金1円からでも株式会社を設立できます。自己資金のみで起業しやすくなったということですね。

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