株価収益率(PER)

株価収益率(PER:Price Earnings Ratio)とは、財務分析で企業の成長性を分析するの指標の一つであり、株価が1株ごとの当期純利益の何倍まで買われているかを表すものです。※2017年4月24日に更新

株価収益率(PER)の求め方

株価収益率(PER)(倍) = 株価 ÷ 1株あたり利益(EPS)

株価収益率(PER)は、株価を1株あたり利益で割って求めます。なお、この計算で用いる「1株あたり利益(EPS)」は、実績値より予測値を用いるのが一般的です。PERは、その時点での株価が1株あたり利益(EPS)の何倍なのかを示しています。基本的には株価が上昇するとPERも上昇し、株価が下降するとPERも下降します。また、1株あたりの利益が上がるとPERは下がり、1株あたりの利益が下がればPERが上がります。

株価収益率(PER)から何が分かる?

株価収益率(PER)は、会社の利益に対して、現在の株価が割高か割安かを表しています。PERが低いほど会社の利益に対して株価が割安であり、PERが高いほど株価は割高ということになります。PERが高いということは人気がある銘柄だと見ることができ、株価が割高な分、投資効率が低いと判断できます。

株価収益率(PER)を比較してみる

  • A社…株価800円、1株あたり利益(EPS)100円 ⇒ PER:8倍
  • B社…株価400円、1株あたり利益(EPS)100円 ⇒ PER:4倍

この場合、PERが高いA社のほうがB社より買われているということですが、1株あたり利益(EPS)はA社もB社も同じなので、PERが低いB社のほうが株価が割安だと考えられます。

株価収益率(PER)を見るときの注意点

株価収益率(PER)は、何倍以下が割安で、何倍以上が割高といった明確な基準はありません。たとえば、ある会社のPERが5倍だとしても、競合他社のPERも5倍程度であれば、低いとも高いとも言えません。適切なPERは、業界の水準や他の銘柄の価値と比較しながら判断する必要があります。PERに明確な指標はありませんが、30~40倍であればその株式は適正だと言われています。これを超えると割高、下回ると割安ということになります。

株価収益率(PER)と株価純資産倍率(PBR)の違い

株価が適正価格であるかどうかを判断するために、株価収益率(PER)とともに重視される指標として「株価純資産倍率(PBR)」という指標があります。PERは会社の利益を基準に判断するものですが、PBRは会社の資産を基準に判断するものです。

まとめ

  • 株価収益率(PER:Price Earnings Ratio)とは、企業の成長性分析の指標の一つであり、株価が1株ごとの当期純利益の何倍まで買われているかを表すものである。
  • PERは以下の算式によって求められる。

    株価収益率(PER)(倍) = 株価 ÷ 1株あたり利益(EPS)

  • PERが低いほど会社の利益に対して株価が割安であり、PERが高いほど株価は割高だと判断できる。

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