企業価値とは何か

企業価値とは、その企業全体の価値のことです。企業の事業活動からもたらされる事業価値に、投資有価証券や遊休資産などの非事業用資産の価値を含めた価値を言います。ファイナンスの目的は、企業価値を最大化することです。※2017年9月4日に公開

企業価値と事業価値の違い

事業価値とは、企業の事業活動からもたらされる価値のことです。その事業が将来どれだけのキャッシュフローを生み出すかによって算出するもので、貸借対照表には計上されない「のれん」や特許権、商標権などの無形資産も含まれます。「企業価値 = 事業価値 + 非事業用資産」という公式が成り立ちます。

企業価値と株主価値の違い

株主価値とは、株主に帰属する価値のことであり、企業価値から有利子負債などの他人資本(負債)を差し引いたものです。「企業価値 = 株主価値 + 負債価値」という公式が成り立ちます。

企業価値の評価方法

企業価値の評価方法には様々は方法がありますが、一般的には、「コスト・アプローチ」「インカム・アプローチ」「マーケット・アプローチ」の3つに分けられます。

  • コスト・アプローチ

    コスト・アプローチは、評価対象となる企業が保有している純資産をもとに企業価値を算出する方法です。コスト・アプローチの代表的な方式には、帳簿純資産方式や時価純資産方式があります。

  • インカム・アプローチ

    インカム・アプローチは、評価対象企業が将来獲得するであろう利益・キャッシュフローをもとに企業価値を算出する方法です。インカム・アプローチの代表的な方式には、配当割引方式や収益還元方式、DCF方式があります。

  • マーケット・アプローチ

    マーケット・アプローチは、評価対象企業が上場会社の場合は市場株価を基礎として、非上場会社の場合は、同業他社や類似取引事例などをもとに企業価値を算出する方法です。マーケット・アプローチの代表的な方式には、市場株価方式や類似会社比準方式、取引事例方式などがあります。

まとめ

  • 企業価値とは、その企業全体の価値のことであり、企業の事業活動からもたらされる事業価値に、投資有価証券や遊休資産などの非事業用資産の価値を含めた価値を言う。
  • 事業価値とは、企業の事業活動からもたらされる価値のことであり、株主価値とは、株主に帰属する価値のことであり、企業価値から有利子負債などの他人資本を差し引いたものである。
  • 企業価値の評価方法には様々は方法があるが、一般的には、「コスト・アプローチ」「インカム・アプローチ」「マーケット・アプローチ」の3つに分けられる。

関連記事

企業価値について学んだら、永久無料の会計ソフト「フリーウェイ経理Lite」がおすすめ。Windowsのパソコンがあれば、ずっと0円の経理ソフトです。


このエントリーをはてなブックマークに追加
ファイナンスとは
企業価値とは何か
財務分析とは何か
流動比率
当座比率
固定比率
固定長期適合率
自己資本比率が100%なら優良企業?
負債比率
手元流動性比率
損益分岐点
安全余裕率と損益分岐点比率
固定費と変動費の違いとは?
限界利益率の計算方法
ROA(総資産利益率)
自己資本利益率(ROE:Return on Equity)
付加価値、付加価値率、付加価値生産性
労働分配率の計算式と適正な数値
設備生産性
労働装備率
財務レバレッジ
株価収益率(PER:Price Earnings Ratio)
PBR(株価純資産倍率)
1株当たり利益(EPS:Earnings Per Share)
1株当たり純資産(BPS:Book Value Per Share)
配当性向
DCF
フリーキャッシュフロー
資本コスト