経理とは何か?

「何のお仕事をしているんですか?」と聞いたときに、「経理の仕事をしています。」と言われて、「そうなんですね。私なんか、数字が苦手だから、経理の仕事なんで無理ですよ。」という会話をしたことがある方、いるのではないでしょうか。このとき、「経理の仕事はこんなもの」という何かしらの印象をもって話をしていると思います。今回は、経理とは何なのか、について。※2017年8月28日に更新

経理は、実は略称だった?

経理というのは、実際は略称です。元になっているのは、経営管理という言葉。経営を管理するとなると、経理という言葉のイメージよりも大きな範囲の仕事になりそうな気がしますね。経営管理という言葉の意味を知ると、経理とは何かを理解しやすくなりそうです。

経営管理って何だろう?

経営管理という言葉には、絶対的な定義はありません。経営管理という言葉をどう捉えるかによって、その組織内での経理の仕事が変わってくる、とも言えると思います。と言いつつ、経営管理とは何かをあえて説明すると、組織の目標達成のために、組織を円滑に動かすことと言えるでしょう。または、目標達成のために、経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を有効活用すること、とも言えます。 具体的には、財務管理、販売管理、人事管理、労務管理、生産管理、情報管理といったことが経営管理に含まれます。

経理の仕事は、お金の管理だけではない

経理の仕事イコールお金を管理すること、と考えられがちな気がします。しかし、経営管理が、経営資源の有効活用だとするならば、経理の仕事はお金の管理だけ、とは考えなくなるでしょう。

経理の役割は、最高経営層の意思決定を助けること

経営管理では、各部門の管理も重要ですが、最も大切なのは企業(組織)全体の管理です。そして、その役割を担うのが最高経営層になります。誰が最高経営層に当たるのかは、会社の規模によっても異なります。取締役会であったり、社長1人であったりと。いずれにしろ、経理の役割は、最高経営層が意思決定するにあたり、必要な情報を提供すること、と言えるでしょう。

では、経理の仕事とは何か

もちろん、人事管理や労務管理は、人事労務の部門が担当します。生産管理であれば、生産部門がその役を担います。では、経理の仕事は何かというと、各部門から上がってきた情報をまとめて(数値化して)、経営層に提供することではないでしょうか。経理の本来の役割は、経営企画のような仕事なのです。とはいえ、経理職という名目で求人されている場合には、経営管理の一部分だけを担う仕事になっている場合が多いのですが。

経理の再定義を

経理とは、経営管理である。そう考えると、経理担当者の方は、仕事の幅や視野が広がるかもしれません。経営層の方は、経理の方に任せる仕事を変えることで、意思決定がスムーズになるかもしれません。特に、経営企画の部門がない会社であれば、経理の仕事の再定義が、経営層を助けることになると思います。

まとめ

  • 経理とは、経営管理の略称である。
  • 経営管理とは、組織の目標達成のために、経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を有効活用することである。
  • 経理の役割は、最高経営層の意思決定を助けることである。

関連記事

経理について学んだら、永久無料の会計ソフト「フリーウェイ経理Lite」がおすすめ。Windowsのパソコンがあれば、今年も来年も、ずっと0円の経理ソフトです。


このエントリーをはてなブックマークに追加
そもそも、会計とは何か?
経理とは何か?
管理会計と制度会計の違いとは?
法人税等って何?
粉飾決算すると何が問題なの?
税効果会計で「差異」を調整する
粗利(売上総利益)
営業利益と経常利益の違いとは?
特別利益と特別損失って何が特別なの?
決算書(財務諸表・計算書類)
貸借対照表の見方
資産とは何なのか?
負債とは何を意味するのか?
純資産とは何を意味するのか?
損益計算書の項目
キャッシュフロー計算書
個別注記表
株主資本等変動計算書
減価償却で固定資産を費用にする
繰延資産
貸倒引当金
のれん
製造原価報告書
当期純利益の求め方
租税公課とは何か
交際費は損金算入できない?
役員報酬は経費になる?
法定福利費と福利厚生費の違いとは?
人件費とは何か?