小口現金出納帳の記帳方法

必要に応じて取引の詳細な情報を記載する「補助簿」には、「補助記入帳」と「補助元帳」があります。今回は、補助記入帳から「小口現金出納帳」を紹介します。※2017年8月21日に更新

小口現金出納帳とは?

小口現金係が小口現金の支払いや補給をした際に、詳細な情報を記帳する補助簿です。1日ごとに入出金を締め、現金出納帳の残高と一致しているかを確認する必要があります。

小口現金出納帳の記帳

小口現金出納帳には小切手の受入や補給を受けた際の金額を記帳します。「日付」の欄を記帳し、「摘要」の欄に取引内容を、「支払」の欄に金額を記帳します。支払った金額の内訳を種類ごとに記帳し、最後に合計額を記帳します。「摘要」の欄には「次月繰越」として、翌月に持ち越す小口金額を記帳します。

月初に補給した場合

例)7月1日に小口現金として小切手2,000円を受け取った。7月2日に「電車代」500円を支払い、7月3日に「消耗品代」として1,200円支払った。7月31日に支払を報告し、8月1日に補給をした場合。

借方 貸方
小口現金 2,000円 当座預金 2,000円

上記の仕訳をもとに、小口現金出納帳へと記帳します。

小口現金出納帳
受入 日付 摘要 支払 内訳
交通費 通信費 消耗品費 光熱費 雑費
2,000 7月1日 受入
7月2日 電車代 500 500
7月3日 消耗品代 1,200 1,200
合計 1,700 500 1,200
7月31日 次月繰越 300
2,000 2,000
300 8月1日 前月繰越
1,700 8月1日 本日補給

翌月の1日には「摘要」の欄に「前月繰越」を、「受入」の欄には次月繰越と同額を記帳します。翌月初に補給を行った場合は「摘要」の欄に「本日補給」と記帳します。

月末に補給した場合

例)7月1日に小口現金として小切手2,000円を受け取った。7月2日に「電車代」500円を支払い、7月3日に「消耗品代」として1,200円支払った。7月31日に支払を報告し、月内に補給した場合。

小口現金出納帳
受入 日付 摘要 支払 内訳
交通費 通信費 消耗品費 光熱費 雑費
2,000 7月1日 受入
7月2日 電車代 500 500
7月3日 消耗品代 1,200 1,200
合計 1,700 500 1,200
1,700 7月31日 本日補給
7月31日 次月繰越 2,000
2,000 3,700
2,000 8月1日 前月繰越

まとめ

小口現金出納帳の内訳は、購入した備品の種類などに合わせて統一する必要があります。主要簿を補う補助記入帳を活用して残高を確認し、経営状態の把握に役立てましょう。

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