当期純利益の求め方

当期純利益とは、一事業年度に計上される収益から、会社が支払うべきコストをすべて差し引いた最終利益のことです。当期純利益は、その会社の一事業年度における経営活動(損益計算書)の最終的な成果だと言えます。※2017年7月14日に修正

当期純利益の計算式

当期純利益(円) = 税引前当期純利益 - 法人税等

税引前当期純利益(円) = 経常利益 + 特別利益 - 特別損失

当期純利益は、経常利益に、突発的な特別利益と特別損失を加減算した金額から、法人税等を差し引いて求めます。なお、この数値がマイナスになった場合は、当期純利益ではく「当期純損失」と言います。

当期純利益から何が分かる?

当期純利益を見れば、その会社が一事業年度でどれだけの成果をあげたのかが分かります。たとえば、何らかの特別損失が発生しているなど、経常利益を見るだけでは知り得ない状況も、当期純利益を見ることで読み解くことができます。 当期純利益は会社の財務分析において重要視される指標であり、前年度と比較したり、競合他社と比較したりすることで会社の成長性を把握できます。

当期純利益と経常利益の違いとは?

経常利益とは、会社の営業利益に受取利息などの営業外収益を加え、借入利息などの営業外費用を差し引いたもので、会社の事業全体の利益を表しています。一方、経常利益に特別利益・特別損失を加減算し、そこからさらに税金を差し引いた利益が当期純利益です。上述のとおり、臨時的な損益も含め最終的に会社に残る利益を表しています。一事業年度における事業の収益性を把握するなら経常利益を見て、会社としての損益を把握するなら当期純利益を見ますが、どちらか片方ではなく両方の利益に目を向けることが必要です。

経常利益が赤字で、当期純利益が黒字のケース

事業は振るわなかったが、臨時的な収益があったおかげでプラスになったと読み取れます。経常利益が赤字である以上、会社経営は不安視せざるを得ません。

経常利益が黒字で、当期純利益が赤字のケース

当期純利益がマイナス、つまり当期純損失になった(その期は利益が残らなかった)が経常利益が黒字なので、今後、業績が好転する見込みはあると判断できます。

まとめ

  • 当期純利益とは、一事業年度に計上される収益から、会社が支払うべきコストをすべて差し引いた最終利益のことで、以下の算式によって求める。

    当期純利益 = 経常利益 + 特別利益 - 特別損失 - 法人税・住民税・事業税

  • 当期純利益は、臨時的な損益も含めて最終的に会社に残るお金を表しており、その会社の、その事業年度における経営活動の最終的な成果だと言える。
  • 一事業年度における事業の収益性を把握するなら経常利益を見て、会社としての損益を把握するなら当期純利益を見る。

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