補助元帳と補助記入帳

日々の取引を記録する帳簿には様々な種類がありますが、大きく「主要簿」と「補助簿」の2つに分かれます。※2017年7月20日に更新

主要簿とは

「主要簿」とは簿記の取引がすべて記録されている「仕訳帳」と「総勘定元帳」の2つのことです。仕訳帳は取引における仕訳を日付順に記入する帳簿で、仕訳帳の内容を総勘定元帳に転記します。
主要簿名 使用条件
仕訳帳 日々の仕訳を日付順に記帳する。
総勘定元帳 仕訳帳の内容を勘定科目ごとに転記する。

補助とは、勘定科目の内訳のこと

補助とは、1つの勘定科目の中で細かく分類したときの項目です。たとえば、売掛金という勘定科目があり、それを取引先ごとに管理したい(分けたい)場合には、取引先が補助になります。売掛金ー山田商店、売掛金ー佐藤商事、といった具体に。

補助簿とは

企業の業種や規模など、必要に応じてつける帳簿が「補助簿」です。補助簿には取引量が多く、主要簿だけではカバーできない細かい記録を補うための「補助記入帳」と、特定の取引先・商品について詳しく記載する「補助元帳」の2種類があります。補助記入帳に記帳した内容は仕訳帳に仕訳され、総勘定元帳と補助元帳に転記します。

補助記入帳

補助記入帳には取引の順番や日時に合わせて記帳します。各補助記入帳を使用する際の条件と記入する項目は以下の通りです。

補助記入帳名 使用条件
現金出納帳 現金の増額があった場合に記帳します。
当座預金出納帳 当座預金の増減があった場合に記帳します。
小口現金出納帳 小口現金の金額を記帳します。
仕入帳 仕入れた商品の種類と数量、金額を記帳します。
売上帳 販売した商品の種類や数量、金額を記帳します。
受取手形記入帳 受取手形の増減があった際に記帳します。
支払手形記入帳 支払手形の増減があった際に記帳します。

補助元帳

補助元帳には特定の勘定科目ごとに記録します。各補助元帳を使用する際の条件と記入項目は以下の通りです。

補助元帳名 使用条件
商品有高帳 商品を仕入れた際と、販売した際に記帳します。
売掛金元帳 得意先ごとの売掛金の残高を記帳します。
買掛金元帳 仕入先ごとの買掛金の残高を記帳します。

細かいお金の流れを知るには主要簿だけでなく補助簿が必要

今回は主要簿と補助簿の種類と関係性について解説しました。補助簿は主要簿の内容を補う形で存在しています。補助記入帳に記帳することで細かいお金の動きを把握しやすくなり、補助元帳を用いることで商品の在庫や取引先の管理を詳細に記録できます。どちらも主要簿を補佐し、後日さかのぼって確認するために必要な帳簿です。

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