減価償却の仕訳(直接法と間接法)

販売を目的としたものではなく、店舗や会社の運営のために長く使用していく資産を「固定資産」といい、とくに運営のために購入した土地や車両、備品などを「有形固定資産」といいます。固定資産は長く使うものであるため、それぞれの期間で費用を按分する必要があります。この会計処理を「減価償却」といいます。減価償却の仕訳には「直接法」と「間接法」があります。※2017年5月25日に公開

直接法での減価償却の仕訳

直接法の仕訳では、固定資産から減価償却費を直接差し引くので、貸方に固定資産勘定を記入します。帳簿価額は固定資産の残高です。

例)期首に取得した法定耐用年数5年の備品を購入した場合
(取得原価:100,000円、償却方法:定額法、耐用年数:5年、減価償却費:20,000円)

借方 貸方
減価償却費 20,000円 固定資産 20,000円

間接法での減価償却の仕訳

間接法は固定資産を直接減らすのではなく、減価償却累計額を計上し、これまでの償却額の合計を表示する方法です。仕訳では、貸方勘に減価償却費勘定を、貸方に減価償却費額勘定を記入します。

例)期首に取得した法定耐用年数5年の備品を購入した場合(取得原価:100,000円、償却方法:定額法、耐用年数:5年、減価償却費:20,000円)

借方 貸方
減価償却費 20,000円 減価償却累計額 20,000円

減価償却は記録を残すこと

今回は、店舗や会社の経営目的で使う資産である「固定資産」を、耐用年数に応じて分割して計上する「減価償却」を解説しました。長期わたり固定資産税などの税金の申告に影響するため、購入した固定資産の記録をしっかりと残しておきましょう。

減価償却の仕訳について学んだら、永久無料の会計ソフト「フリーウェイ経理Lite」がおすすめです


このエントリーをはてなブックマークに追加
簿記の基礎知識が経営に役立つ理由とは?
仕訳とは何か?
勘定科目
分記法の仕訳
三分法の仕訳
繰越商品を使った仕訳(期末棚卸)
買掛金
売掛金
返品の仕訳(仕入戻し・売上戻り)
値引きの仕訳(仕入値引・売上値引)
諸掛とは?(売上諸掛と仕入諸掛)
現金過不足
小口現金の仕組みと管理方法とは?
約束手形(支払手形・受取手形の仕訳)
手形を裏書き(譲渡)する仕訳
手形割引の仕訳
借入金と支払利息の仕訳
貸付金と受取利息の仕訳
未収金の仕訳
未払金の仕訳
前払金の仕訳
前受金の仕訳
立替金の仕訳
預り金とは
仮払金
仮受金
商品券(他店商品券)の仕訳
有形固定資産
有価証券の仕訳
資本金
減価償却の仕訳(直接法と間接法)
伝票式会計
仕訳日計表と総勘定元帳
補助元帳と補助記入帳
小口現金出納帳の記帳方法
現金出納帳の記帳
当座預金出納帳の記帳
受取手形記入帳とは
支払手形記入帳とは
「仕入帳」を使って仕入の詳細を記帳する
「売上帳」で売上の詳細を把握する