純資産とは何を意味するのか?

純資産

純資産とは、純粋に「自分の」の資産のことです。そのため、純資産は自己資本とも呼ばれます。純資産は、株主からの出資金と事業活動から得た利益の蓄積を表しており、「株主資本」「評価・換算差額等」「新株予約権」に分類されます。※2018年3月11日に更新

総資産と純資産の違い

貸借対照表では、左側に「総資産」があり、右側には「負債」と純資産が並び、左右ではバランスしています(総資産=負債+純資産)。負債は返済義務がある「他人の資産」のため、純資産=総資産-負債(他人の資産)です。よって、総資産は「すべての資産」、純資産は「自分の資産」となります。

株主資本

株主資本とは、株主からの出資と、配当されずに留保された留保利益のことです。株主資本はさらに、「資本金」「資本剰余金」「利益剰余金」「自己株式」などに分類されます。

  • 資本金

    資本金は、株主が出資した資金のうち、会社が資本金として組み入れた資金のことです。

  • 資本剰余金

    資本剰余金は「資本準備金」と「その他資本剰余金」からなりますが、中心となるのは資本準備金です。資本準備金とは、株主が出資した資金のうち、会社が資本金に組み入れなかった部分のことです。

  • 利益剰余金

    利益剰余金は「利益準備金」と「その他利益剰余金」からなりますが、中心となるのは利益準備金です。利益準備金とは、会社が得た利益のうち、社内で積み立てることが義務づけられている部分のことです。

  • 自己株式

    自己株式とは、会社が発行後に買い戻して保有する自社株のことです。旧商法では、自己株式は有価証券として資産に計上されていましたが、会社法では、純資産の部の株主資本の控除項目として取り扱います。

評価・換算差額等

評価・換算差額等とは、その他有価証券評価差額金、繰延ヘッジ損益、土地再評価差額金など、資産を時価評価した際の含み損益などが計上される項目です。

新株予約権

新株予約権とは、株式の交付を受けることができる権利のことです。新株予約権を持つ者は、これを行使することで当該株式会社の株式を購入できます。役員や従業員に報酬として付与されるストックオプションも、新株予約権の一種です。

純資産の部とは?

前述のとおり、「純資産」は「資産」や「負債」とともに、貸借対照表を構成する要素の一つであり、貸借対照表における右側(貸方)の下部は「純資産の部」と呼ばれ、純資産の勘定科目が記載されます。純資産の部を見れば、会社が返済不要の資金をどのくらい持っているかを把握できます。純資産の部が多ければ多いほど、安定した会社だと言われます。

まとめ

  • 純資産とは、会社が保有する自己資本のことである。
  • 純資産の部とは、貸借対照表における右側(貸方)の下部のことであり、「純資産(自己資本) = 資産 − 負債(他人資本)」という等式が成立する。
  • 純資産の部を見れば、会社が返済不要の資金をどのくらい持っているかが分かる。

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