負債とは何を意味するのか?

負債とは、会社の借金など、マイナスの財産のことです。銀行から融資を受ける、物を仕入れた代金が未払いであるなど、返済の義務があるものが負債となります。負債に含まれるのは、銀行から調達してきた借入金や、仕入れ時の買掛金など、将来的に資産が減少するものです。貸借対照表では右側に記載され、流動負債と固定負債に分かれます。※2017年11月6日に更新

流動負債と固定負債

負債は、返済期限の長さによって「流動負債」と「固定負債」に分類されます。短期間のうちに返済期限がくる負債が流動負債で、返済期限が先のものが固定負債です。この返済期限は、資産と同様にワン・イヤー・ルールに則り、1年が境目になります。

  • 流動負債

    流動負債とは、返済期限が1年以内の負債のことです。支払手形買掛金短期借入金未払金前受金預り金仮受金などが流動負債に該当します。

  • 固定負債

    固定負債とは、返済期限が1年を超える負債のことです。長期借入金や社債、退職給付引当金などが固定負債に該当します。

有利子負債と無利子負債

上述の分類とは別に、管理会計においては、負債を「有利子負債」と「無利子負債」に分類することがあります。

  • 有利子負債

    有利子負債とは、負債のうち、利息を支払う義務がある負債のことです。短期借入金、長期借入金、社債などが有利子負債に該当します。

  • 無利子負債

    無利子負債とは、利息の支払い義務がない負債のことです。支払手形、買掛金、未払金、預り金、前受金などが無利子負債に該当します。

負債の部とは?

「負債」は「資産」や「純資産」とともに、貸借対照表を構成する要素の一つです。貸借対照表における右側(貸方)の上部は「負債の部」と呼ばれ、負債の勘定科目が記載されます。負債の部は、株主・会社以外の外部からの調達資金を表しており、会社の、ある時点での返済すべき資金の残高明細やその合計が書かれています。なお、負債の部においては、流動性の高い負債から、低い負債の順に記載していくことになっています。そのため、固定負債より流動負債が上に記載されます。

負債と純資産の違い

負債も純資産も貸借対照表の右側にあり「外部からの資金調達」を意味します。両者の違いは、返済の義務があるかないか。その違いから、純資産が「自己資本」とも呼ばれ、負債は「他人資本」「外部資本」とも呼ばれます。

まとめ

  • 負債とは、会社のマイナスの財産のことであり、返済の義務がある。
  • 負債の部は、貸借対照表における右側(貸方)の上部のことである。
  • 負債の部を見れば、会社が外部からどのように資金調達をしているかが分かる。

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