損益計算書の項目

損益計算書とは、会社がどのような経営成績だったのかを明確にする決算書(財務諸表)です。「P/L」とも呼ばれます(Profit and Loss Statementの略)。損益計算書は、その企業に1年間でどのような収入(収益)があり、どのような支出(費用)があり、その結果、利益または損失がいくら出たのかの情報を明らかにします。損益計算書では、左側に費用と利益が、右側に収益が記載されます。その関係を式で表すと、「収益費用利益」です。 ※2017年7月10日に更新

損益計算書のイメージ

前述した式のイメージどおりに損益計算書を作ると、以下のような表になります。「費用+収益=収益」の式の方が、理解しやすいかもしれません。実際の損益計算書では、これらの項目が縦に並んでいます。

ex) 損益計算書の例
項目 金額 項目 金額
給料 200,000 円 売上 300,000 円
保険料 100,000 円 受取手数料 100,000 円
利益 100,000 円
400,000 円 400,000 円

損益計算書の項目

損益計算書は、売上高(収益)で始まり、売上原価(費用)を差し引いた、売上粗利益(利益)へと繋がっていきます。その後、様々な収益を足し、費用を差し引いて、法人税等を支払うと、最終利益である当期純利益を計算できます。縦に並べると以下のとおりです。これらを計算するために、様々な損益の勘定科目が記載されます。

  • 売上高…本業で稼いだ収益。
  • 売上原価…その売上に対応していることが明確な費用。
  • 売上総利益…いわゆる粗利益。売上高から売上原価を差し引いて計算。
  • 販売費及び一般管理費…販売業務や管理業務にかかる費用。広告宣伝費、通信費、交通費など。
  • 営業利益…本業で稼いだ利益。計算式は、売上総利益―販売費及び一般管理費。
  • 営業外収益…本業とは関係ない収益。銀行預金の受取利息など。
  • 営業外費用…本業とは無関係な費用。借入金の支払利息など。
  • 経常利益…会社を経営した結果、特別なことがなかった場合の利益。
  • 特別利益…通常は起きない出来事によって発生した収益。土地を売却したときの利益など。
  • 特別損失…特別なことが起きた場合の費用。たとえば、自然災害が原因の災害損失など。
  • 税引前当期純利益…法人税などの税金を差し引く前の利益。経常利益に特別利益を足して、特別損失を差し引く。
  • 法人税等…法人税、法人住民税、事業税(所得割)。
  • 当期純利益…最終的な利益、つまりはその事業年度の経営活動の成果。税引前当期純利益から法人税等を差し引く。

まとめ

損益計算書を見れば、会社の経営成績が分かります。本業の成績なのか全体なのかなどによって、見るべき項目が変わります。たとえば、本業ならば営業利益を確認すべきです。くわしくは、関連記事を読んでみてください。なお、で会社の財産を知りたければ、貸借対照表。現金の流れを見たければ、キャッシュフロー計算書も見るようにしましょう。

関連記事

損益計算書について学んだら、永久無料の会計ソフト「フリーウェイ経理Lite」がおすすめ。Windowsのパソコンを持っていれば、ずっと0円で使える会計ソフトです。


このエントリーをはてなブックマークに追加
そもそも、会計とは何か?
経理とは何か?
管理会計と制度会計の違いとは?
法人税等って何?
粉飾決算すると何が問題なの?
税効果会計で「差異」を調整する
粗利(売上総利益)
営業利益と経常利益の違いとは?
特別利益と特別損失って何が特別なの?
決算書(財務諸表・計算書類)
貸借対照表の見方
資産とは何なのか?
負債とは何を意味するのか?
純資産とは何を意味するのか?
損益計算書の項目
キャッシュフロー計算書
個別注記表
株主資本等変動計算書
減価償却で固定資産を費用にする
繰延資産
貸倒引当金
のれん
製造原価報告書
当期純利益の求め方
租税公課の対象になるもの
交際費は損金算入できない?