返品の仕訳(仕入戻し・売上戻り)

今回は、返品(仕入戻し・売上戻り)のについて。商品を仕入る際に、注文と異なる商品が届くということが、まれに起こります。反対に、得意先からの発注内容とは別の商品を納品してしまうこともあるでしょう。このようなとき、仕入先に商品を返したり、得意先から商品が返ってきたりすることを「返品」といいます。※2017年8月21日に更新

仕入戻し・売上戻りとは

こちらが仕入先に商品を返品するのが「仕入戻し」、販売先からこちらへ商品が返品されるのが「売上戻り」です。仕訳では、特別な勘定科目は使いません。では、を見ていきましょう。

仕入戻しの仕訳

仕入れた商品を相手へ戻すということは、すなわち、仕入取引をなかったことにするということ。帳簿上では、借方・貸方を逆にした仕訳(逆仕訳)により、取引を取り消す処理をします。具体的な仕訳は、以下のとおりです。

例)1,000円で仕入れた商品を返品する場合

商品を掛けで仕入れたときの仕訳

借方 貸方
仕入 1,000円 買掛金 1,000円

商品を返品したとき(仕入戻し)の仕訳

借方 貸方
買掛金 1,000円 仕入 1,000円

仕入れた商品を返品したことで仕入(費用)が減少し、同時に、将来に支払うはずだった買掛金(負債)も減少したことになります。

売上戻りの仕訳

仕入戻しと同様の考え方で、取引を取り消す処理をします。具体的な仕訳は、以下のとおりです。

例)1,000円で販売した商品が返品された場合

商品を掛け販売したときの仕訳

借方 貸方
売掛金 1,000円 売上 1,000円

商品が返品されたとき(売上戻り)の仕訳

借方 貸方
売上 1,000円 売掛金 1,000円

販売した商品が返品されたことで、将来に受け取るはずの売掛金(資産)が減少し、売上(収益)も減少したことになります。

まとめ

今回は、仕入れた商品を返品するとき(仕入戻し)、販売した商品を返品されたとき(売上戻り)の仕訳について紹介しました。返品と同じように仕訳するのが、「値引き」です。値引きの仕訳についても、あわせて理解しておくようにしましょう。

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