そもそも、会計とは何か?

突然ですが、そもそも会計とは何のことでしょうか?ちなみに、会計という言葉を聞いて一番に思い浮かぶのは、「すみませーん!お会計お願いします!」という店員さんとのやりとりでしょう(違いますかね)。この場合の会計は、「勘定」「支払い」を意味しています。

「どうすれば、店員さんに好印象を与えつつ勘定を済ませられるか…。」という話を書いても仕方ないため、もう1つの「会計」について。※2017年7月19日に更新

会計の語源

調べたことがある方もいると思いますが、会計の語源は、中国の『史記』に出てくる「計は会なり」という言葉だそうです。「計」は「正確に話すこと」、「会」は「増えること」を意味しているため、「会計」とは「増えたことについて、正確に話すこと」となります。減った場合は話さなくていいの?という疑問は、横に置いておきましょう。

会計とコンピュータの意外すぎる関係

さらに、会計を英語では「accounting」といいます。元になる単語の「account」の意味は、「説明する」です。さらに、accountの語源はラテン語の「computare」で、その意味は「数える」。 computare「数える」→account「説明する」→accounting「会計」ということになりますね。つまり、会計というのは、数えた結果として、増えたのか減ったのか、正確に説明することということになると思います(やや抽象的ですが)。※computareは、「computer(コンピュータ)」の語源でもあるそうです。

誰に説明する?

では、誰に対して説明するのかというと、ひと言で表現するならば「利害関係者」です。営利団体(企業など)であれば、イメージしやすいのは事業にお金を出してくれた方。例えば、株式会社であれば株主が、借入れがあれば貸し付けてくれた金融機関などが、それに当たります。業績の良し悪しについて株主総会で報告したり、決算書を銀行に見せながら資金調達の必要性を説明したり。そういったことも「会計」と言えると思います。

家計も会計

非営利団体と言うとNPO法人や官庁を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、非営利団体の会計には家事会計(いわゆる家計のこと)も含まれます。家計の場合は、家族全員が利害関係者になりますが、公開範囲は、ご家庭のルール次第でしょうね。お小遣いの使途について、その明細の提出を求められた場合に応じる義務があるのか、など…。余談ですが、ヘソクリは粉飾決算な気もします…(冗談ですから、怒らないでください)。

説明すべき相手はルール次第

ルールと書きましたが、誰に説明すべきなのかは、ルールで決まっていることもあります。税金を申告するときには、税務署に決算書を提出しなければなりません。上場会社などの場合は、有価証券報告書の提出が義務になっています。

義務がなくても公開するなら

公開を義務づけられていない相手に情報公開する場合は、その相手に何を求めるのか明確にしておきたいところですね。会社全体に回覧するのであれば、従業員の経営意識を養うため、など。その場合は、決算説明会を開催して従業員から質疑応答を受けると、よいかもしれません。あるいは、決算書の読み方について経理の方が社内セミナーを開くなど。

まとめ

会計は、「増減について、利害関係者に対して正確に説明すること」です。そのときには、決算書や試算表が役に立ちます。会計ソフトなどを使って、それらの帳票を正確に作っておくようにしましょう。

関連記事

会計の基礎知識を活用するなら、永久無料の会計ソフト「フリーウェイ経理Lite」がおすすめ。Windowsのパソコンがあれば、ずっと0円で使える会計ソフトです。


このエントリーをはてなブックマークに追加
そもそも、会計とは何か?
経理とは何か?
管理会計と制度会計の違いとは?
法人税等って何?
粉飾決算すると何が問題なの?
税効果会計で「差異」を調整する
粗利(売上総利益)
営業利益と経常利益の違いとは?
特別利益と特別損失って何が特別なの?
決算書(財務諸表・計算書類)
貸借対照表の見方
資産とは何なのか?
負債とは何を意味するのか?
純資産とは何を意味するのか?
損益計算書の項目
キャッシュフロー計算書
個別注記表
株主資本等変動計算書
減価償却で固定資産を費用にする
繰延資産
貸倒引当金
のれん
製造原価報告書
当期純利益の求め方
租税公課の対象になるもの
交際費は損金算入できない?